上海と北京の違い。
その一つに地下鉄の安全検査のレベルがあります。
上海では私から見ればほぼノーチェックに近いです。
(もちろん空港駅ではかならず荷物を機械に通しますが)
ところが、先日、機械を通過したところに二人の公安っぽい男性が二人。
(゚д゚;)
私を呼び止め
「シェンフェンジョン」
と言っている。もうお分かりの方もいるでしょうが、
「身分証」と言っているのです。
よくないことなのですが、私は普段パスポートを携帯していません。
(外で盗難に遭ったらシャレにならん)
もう正直に
「すみません。外国人です。今、持っていません。」
と言うと、あっさり
「じゃ、いいですよ。」
と言いました。
今日はこれを全員にしていた訳ではなく、多分変な奴に対しやっていたのだと思います。
(今日は空気が悪いからマスクしていただけなのにー。ブーブー。)
(-з-)
こうしたことは、北京では時々ありました。
もちろん乗車前の荷物検査は100%しますが、到着した時も行われることがあります。
それは数年前のある日。
ホームに降り立ち階段に向かうと、その先には上述のようなお兄様がいて
降りた客全員を駅の一部屋へ誘導します。
さあて困ったぞ。なんか身分を証明しないと。
(*_*)
あ、そうだ。大学の職員カード(当時大学の外国人講師)を。
部屋に入り、いよいよ自分の番。
思い切って言いました。
「すみません。私は外国人で今日は身分証を携帯していないんです。」
「あー、外国人か。いいよいいいよ。行って行って。で、どこの人なの?」
「日本です。大学で日本語教えていて・・・」
とこんな感じで一気に緊張が解け、さらに奥でX線検査をしていた係員が日本語学習歴があるらしく
「こんにちは!」と言ってくれました。 結局件のカードさえ見せずに済みました。
緊張した面持ちで部屋に入り、笑顔で挨拶して出るというなんともユニークな経験でした。
と思い出話が長くなりましたが、日本国内で外国人にパスポート・ビザの携帯が義務付けられていて
持っていないと場合によってはしょっ引かれる事も考えれば、携帯していない自分は結構危険なのかと
考えてしまいますね。
今日は最後に上海地下鉄でおもしろデコレーションを目にしたのでそれを。
おお、デンマークのクッキーの名門「ケルドセン」ではないか!
しっかりとした濃厚さは他の追随を許しますまい。(口調が変わっていることに注意!)
木目もいい感じ。
なんと!
天井にまで! こちらは踏まれていない分美しいまま