カワチマルクビゴミムシ Nebria lewisi 

2026/2/15, 秋田県由利本荘市
Length: 15 mm
 
 胸部からエリトラにかけての縁が黄色になる美しいマルクビゴミムシで,この色彩には個体変異が見られる。山間部の渓流〜河川の河口部,さらには池や湖の周りまで,水辺であれば広く生息している。成虫は春先から夏にかけて見られ,真夏に一度姿を消した後,秋に再び新成虫が出現し,そのまま冬越しをする。この個体は河川敷に堆積した石下にて集団で越冬していた。
本種はキベリマルクビゴミムシNebria livida angulata およびフタモンマルクビゴミムシNebria pulcherrima puvcherrima に似ているが,上翅の孔点の有無や頭部の色彩の違い,体サイズなどから区別することが可能である。この2種はカワチマルクビに比べて局所的な分布をしている上に,近年の環境変化で個体数を減しており,希少種とされている。秋田県ではこの2種は未記録であるが,豊かな自然環境が残存する本県であれば,この2種が人知れず生息している場所があるかも...?