フタモンミズギワゴミムシ Bembidion semilunium
2025/5/24 秋田県秋田市
Length: 6.4 mm
ミズギワゴミムシの中では大型の種で,上翅に2つの特徴的な斑紋を有する。かつてはツマキミズキワゴミムシという和名で呼ばれていた。1991年,この"ツマキミズキワゴミムシ"の中に,実はもう一種,隠蔽種(いんぺいしゅ)が存在することが明らかにされ,B. bandotaroという名前で新種記載された。その際,隠蔽種として記載されたB. bandotaroの和名を,元々のsemiluniumよりやや体型が大きく,上翅に2つの斑紋を有する特徴から,"オオフタモンミズギワゴミムシ"と提唱。それに準じ,これまで知られていた"ツマキミズキワゴミムシ"を,わかりやすく"フタモンミズギワゴミムシ"と改名した,という経緯がある。
この両種は非常に似ているが,上に述べた体長差の違いのほかに,触角に明白な違いがある。フタモンミズギワは触角が全ての節で濃い茶色となるが,その一方,オオフタモンは触角の1〜3節および4節前半が淡色となる。よって,画像の個体はフタモンミズギワであると同定できる。
秋田県では春に新成虫が出現し,河川の中流域の石の下や,湿地の泥っぽくなっている所で見ることができる。そのほか,明かりにもしばしば飛来する。
