シモヤマミズギワゴミムシ Bembidion shimoyamai


2025/11/24 青森県

Length: 4.2 mm


 今回は秋田県ではなく,隣の青森県で得た虫。


 青緑の光沢を持つ,国産ミズギワゴミムシの中でも群を抜いて美しい種。他のミズギワゴミムシとは異なり,湖やダム湖,ため池などに浮かぶ流木,もしくは湖畔に打ち上がった倒木の樹皮下に生息する。この他,山間部を流れる渓流や沢からも時々見つかることがあるらしい。その特異な生息環境からか,全国的にこの種の発見例が少なく,稀種とされる。そのうえ,この種がどのような生活史を送っているかも,未知な部分が多い。

 元来は北日本からの発見例が目立ち,北方系の種であると考えられていた。しかし,西表から本種と同じ亜属に属するイリオモテミズギワゴミムシ B. satoi が発見されて以降は,北方系というわけでもないのでは? と考えられるようになった。この種が持つ多くの謎を解明するには,通常は気にもしないような,水辺に引っかかっている倒木や流木を気にかけて観察することが近道であるかもしれない。