20キロ圏内を歩く
防護服を着て 分かった
これはもう一つの
皮膚である 何があっても
何も感じないために
言葉が
防護服を着てしまった
何も
語らないために
心が
防護服を着てしまった
泣いても
分からないために
町は 森は 鳥は
防護服を着ていない
真実
もやはり着ていない
11月27日 防護服を着用し、
20キロ圏内 浪江町へ
――和合亮一『スクリーニング』(「ふたたびの春に―震災ノート20110311→20120311」より)
防護服を着て 分かった
これはもう一つの
皮膚である 何があっても
何も感じないために
言葉が
防護服を着てしまった
何も
語らないために
心が
防護服を着てしまった
泣いても
分からないために
町は 森は 鳥は
防護服を着ていない
真実
もやはり着ていない
11月27日 防護服を着用し、
20キロ圏内 浪江町へ
――和合亮一『スクリーニング』(「ふたたびの春に―震災ノート20110311→20120311」より)