まず基本的な正しいブラッシングのおさらいからです。
1.髪を保護する事から始めましょう。いきなりヘアブラシでブラッシングしては髪にダメージを与えてしまいます。水などで軽く湿らせるなどして髪を保護しましょう。
2.髪の毛のからみを毛先からほどきましょう。地肌に近い根本からブラッシングしてはいけません。ゆっくりと丁寧に手を添えながら、毛先からからみをほどきます。
3.髪の毛先のからみがほどけたら、次は髪の中央のからみをほどきます。ゆっくりと丁寧に手を添えながらです。髪の中央のからみがほどけたら、髪の根本のからみをほどきます。
4.優しく全体をブラッシングします。からみをほどいたストレスの無い髪に根本より毛先に向かってヘアブラシを動かし、全体をブラッシングしましょう。この時ブラッシングが強くなってしまわないようにしましょう。ヘアブラシの毛先がやさしく適度に刺激する事でマッサージ効果と髪に艶と潤いを与えてくれます。
5.ヘアブラシのお手入れをしましょう。ヘアブラシに付いている皮脂や抜け毛を取ります。クリーニングブラシなどで取り除きます。直接水洗いできる物は使用しているシャンプーを使ってぬるま湯で洗った後によく濯いで、乾燥させます。
この5つの工程が基本的な正しいブラッシングですが、これから自分が行動する事に合わせて組み換えます。
例えば、これから洗髪をしようとします。その場合は基本的な正しいブラッシングの1から4を行うのですが、その時にヘアブラシを使い分けます。
髪を洗う前に始めは手ぐしで優しく行います。その後、ヘアブラシのピン部分が木製、竹製の様なブラシの目の粗い物を使用します。この時も基本的な正しいブラッシングの1から4を行います。
その後、洗髪なのですが、いきなりシャンプーで洗ってはいけません。シャワーのお湯で洗い流しながら正しいブラッシングの1から4を行います。
その時使用するのは、ヘアブラシのピン部分がナイロンやポリエチレン製の物が良いでしょう。おすすめはスケルトンタイプのヘアブラシです。
スケルトンタイプとは内部の構造が透けて見える物ではありません。ヘアブラシの形状が骨の様になっている物です。
洗髪時のお湯やシャンプーの影響を受けにくく、髪がからみにくいので洗髪に向いています。水洗いが可能なのでいつも清潔に保てます。また乾燥が早いのも特徴です。洗髪専用のヘアブラシを浴室に置いてもいいのではないでしょうか。
その後シャンプーやトリートメントなどを行う時も、正しいブラッシングの1から4を行いましょう。
こうして各工程ごとに正しいブラッシングの1から4を入れる事によって、髪のからみが無くなっていき、コンディションが良くなっていきます。
また洗髪時にヘアブラシを使用すると、必要以上のシャンプーなどの洗髪剤を使用しなくて済むため、髪にも地肌にも優しいです。
そしてトリートメントやコンディショナーが均一に付きやすく、髪全体に行き渡るので仕上がりが早いです。
乾かした時のからみが少なくなるので切れ毛、抜け毛が少なくて済み、ドライヤーの熱のダメージも少なくて済みます。
最後に猪毛、豚毛などの天然毛ヘアブラシで仕上げましょう。
この時にはほとんどからみの少ない状態になっていますが、油断してはいけません。正しいブラッシングの1から4は最後までしっかり行いましょう。
今回は髪の毛の毛先、中央、根本の3ブロックで表しましたが、髪の長さによって工程のブロックを増やしてください。それによって髪のダメージも少なくなりきれいな仕上がりになるでしょう。
最後に5番目のヘアブラシのお手入れを忘れずに!
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