「八咫烏シリーズ」の第2部の5作目になる。
本作品も単行本で読了。
亡霊の烏 (著)阿部智里
久々に登場の主要人物もおり、どんでん返しに次ぐどんでん返しに物語が進んでいった。
真赭の薄と澄尾の一家の様子は何とも微笑ましい。しかし、今後、どうなっていくのか。
谷間の長である少年・トビは、北家に預けられ、博陸侯の育ての親・梓に世話をされることになり、北家の館で貴族が学ぶような教養を身に付けていく。
若き金烏・凪彦が博陸侯・雪斎に反旗を翻すが、結局、全ての動きは博陸侯に把握されており・・・。
凪彦の后・蛍、大丈夫なのだろうか。次巻で色々明らかになるのだろうが、私は大変心配している。
長束と撫子、路近も心配である。
しかし、長束にしても路近にしても色々予想できたのでは?これって計算ずくの負け?と考えてしまう。
そして、後にトビの世話になっている北家の邸宅が谷間の残党に襲われて、多くの死者が出てしまう。これには驚いた。
そして、最後に紫苑の宮の登場…。しかし、この登場の仕方って、いったい…こんな状態で次の巻で物語が終われるのだろうか。
それにしても、八咫烏たちが住む山内と下界(実世界というか「この世」というか)の結界に綻びが出始めていることは、物語の最初から語られており、真の金烏・奈月彦が直していたことを思い出す。たしか真の金烏しか綻びが直せないのではないか。
その真の金烏の奈月彦が亡くなり、現在の凪彦は「金烏代」(真の金烏が生まれるまでの代理のような存在の金烏)なのである。
「玉依姫」で山内の謎が明かされ、「弥栄の烏」でも山内の滅びの可能性が語られ、そんな危機的な状況なのに、内輪もめみたいなことやっている場合じゃないのでは…こうれでどうやって物語があと1巻で終わるのだろう。
今回、「荒山」を相続した安原はじめ、烏天狗など下界の主要人物が登場しなかった。彼らは次の最終巻でどのように活躍するのか。
ところで、いつ次の最終巻が発売になるのだろう。ああ…
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美味しいものの記録
新潟県長岡市の「大和屋」のお菓子。
「栗甘美」
くりー!!という感じの濃厚な羊羹なのである。
日持ちがするのでお土産にぴったり。
そして、頃合いを見て、ゆっくり味わうのである。



