東京ステーションギャラリーに行ってきた。

 

 

「カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語」展である。

 

 

インド更紗は、その誕生から数千年の歴史があり、天然素材の茜と藍を巧みに用いて木綿布を染め上げて作られた更紗は、衣服、宗教儀式、室内装飾などさまざまな用途に使われてきたそうだ。

 

本展覧会にも衣服、儀礼用布、ベッドの天蓋布など装飾用布などが展示されていた。

 

 

歴史についての記述を読むと、遅くとも1世紀には東南アジアやアフリカへと渡り、17世紀にはヨーロッパ各国の東インド会社の設立に伴って、世界中へと輸出されたそうだ。


本展覧会は、世界屈指のコレクター、カルン・タカール氏のコレクションを日本で初めて紹介しており、以下、記載がない場合は「カルン・タカール・コレクション、ロンドン」所蔵である。

 

展示では、インド更紗が世界に影響を与えた室内装飾品、衣類などがあった。

ヨーロッパ向けのものとして、次の3点はとても素晴らしくメモ。

 

「白地花鳥文様更紗ベッド天蓋用布地裂」 寸法54×130 

 更紗の使える部分を切り抜き、チェーンステッチでアップリケし、天蓋用布として仕立て直されたもの。こちら、断片の周りだけでなく、更紗布に描かれた鳥の羽の1本1本や蝶の羽の模様を非常に細かく美しいチェーンステッチでたどり、とても素敵な表現になっている。

 

「白地草花文様更紗ベッド天蓋用布」 l 55×140 

 ドレス生地から切り取ったインド更紗の断片を赤い絹糸でコーチング刺繍し止めつけ天蓋用布としたもの。このコーチング刺繍はフランスで施されたものらしい。これも元の更紗の文様が更に豪華に演出され、素敵であった。

 

「白地草花文様更紗ベッドカーテン用布地裂」 169×44

 大きなインド更紗(恐らくパランポア)から切り抜いて別布にアップリケしたものだそうだ。

 「パランポア」とは、美術館公式webサイトによるとヒンディー語の「パラン・ポッシュ(ベッドカバー)」に由来する語で、ベッドカバーや室内装飾用の布をいうようだ。

 こちらも更紗の文様をほぼそのまま活かして、文様の輪郭線に、それに合った色の糸でチェーンステッチしている。こちらのチェーンステッチも非常に細かく美しい。

 

インド更紗を使ったヨーロッパの衣類の展示もあった。

 

「白地草花文様更紗幼児用上衣(5点)」 5 pcs. 38×56 他 etc. 

18世紀 南東インド海岸部 

 18世紀にフランス、英国でインド更紗を使った服作りが大流行したそうだ。

 小さいものは可愛いが、5点の作品どれも小花の更紗が使われて、まあ可愛いい。

あら、こんな布で仕覆作ったら良いかも…などと思いながら眺めていた。「5点のうち3点の後ろ見頃は20世紀のヨーロッパ産プリント地仕立て」とあり、よく見ると少し後ろ見頃部分が横に見えていて、布の雰囲気は合わせてあるものの、ああ、これは全く違うなあと感心した。

 

「デザインのグローバル化」というコーナーでは、様々な国の需要に合わせたデザインが展示されていた。

 

「黄地草花鋸歯文様更紗腰布(サロン)」 120×350 18世紀 南東インド海岸部 インドネシア市場向け

 背景が白地ではなく黄地であるのが珍しく、とても細かく描かれていて美しかった。

 

 

展覧会のチラシに使われていた「白地チューリップ虫文様更紗裂」

1700-30年頃、南東インド海岸部(オランダ市場向け、日本に伝来)

 チューリップと虫のデザインは、やはりオランダ市場向けだから。こちらが日本に伝来したらしい。

 

『波難婦久佐(上・下)』  25.7×18.2 福岡市美術館所蔵

 更紗の図版が多色刷りで掲載されている。附属の文書に円山応挙が珍しい更紗を見るたびに描きためておいたものを弟子や子孫が家宝として守ってきたものと書かれていた。とても素敵な図案集である。

 

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東京ステーションギャラリーのある東京駅のお隣のビル、「K I T T E」の6階の屋上庭園「K I T T Eガーデン」から見た東京駅。

 

 

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久々に南仏郷土料理「Nissa la Bella」を訪れた。

 

「アミューズ」

オリーブとパプリカのピクルスのマリネ

美味しかった。

 

前菜「鴨のスモークとオレンジのサラダ」

何だか葉野菜がとっても美味しく感じた。

 

メイン「子羊の赤ワイン煮 アヴィニョン風」

やわらかい!

 

デザート「ティラミス」

こちらでティラミスは初めて。そしてティラミス自体久しぶり。

美味しかった。

 

最後にホットコーヒーで終わり。