サントリー美術館「まだまだざわつく日本美術」展の「特別内覧会スライドレクチャー」に当選し、7月15日に展覧会に行った記録のその1からのつづきである。

 

【第2章 おりおりする】

 

「武蔵野図屛風」 六曲一双 江戸時代 17世紀

 

 

ん?サントリー美術館の「武蔵野図屏風」は大好きで、何度か見ていると思うが…

例えば、2020年10月の「日本美術の裏の裏」展にも展示されていた。

 

今回、屏風を「調度品」としての機能を再認識するということで、このように右隻と左隻を組み合わせて展示しているそうだ。

単に画面の組み合わせるのではなく、作品保護の観点からも考えられた組み合わせとのこと。

 

 

解説パネルによると、この屏風は左右を入れ替えたり、一部を折り曲げたりしても画面の連続性が失われないようになっているとのことだ。なるほど。

 

 

展示台に畳シートを貼り、座敷感をアップさせているとのこと。

私の写真では分かりにくいが

 

 

江戸城本丸御殿で、屏風が様々に形を変えて室内を仕切っていた様子が記録された図がパネル展示されていた。

 

 

「石山寺縁起絵巻(模本)  第五巻」 谷文晁 七巻のうち 江戸時代 19世紀

 

 

眠る女性が周りから見えないように、屏風が折り曲げられているとのこと。

確かに…。

屏風って便利なパーテーションだったのだ。

 

ミニ屏風の体験コーナーもあった。

 

普通はこんな感じか?

 

女性を囲むようにしてみた。これは「鼠草子絵巻」の姫君。

 

曲げ方に変化を付けると…

 

このアクリルスタンドはこの体験コーナーのために作られており、市販されていないようだ。3種類あるとのこと。これは鼠の権頭か。するとあと1種類は?

 

 

【第3章 らぶらぶする】

 

「新蔵人物語絵巻」 一巻 室町時代 16世紀

 

 

このような丁寧なキャプションは嬉しい。

そして、

 

 

このような形のパネルは…見たことがない。様々な試作を経てこちらになったようだ。

又、絵巻の紐がハートになっているのはスライドレクチャーを聞くまで気づかなかった。

 

人物相関図も絵巻の理解に非常に役立つ!

 

主人公・三君は男装して出仕するという設定は現代の漫画にもあるのでは?

何だか面白そうである。

 

 

こちらも楽しそうなアレンジ。作品保護を考えた照明を使っているとのこと。

 

 

(まだまだつづく)