読了。
離婚して1年の主人公・仲上幸彦は、妹から紹介された「山之上家事学校」に通うことを決意。
「山之上火事学校」は、男性対象の家事を学ぶ学校である。
山の上の家事学校 (著)近藤史恵
校長が語った「この学校での家事の定義」は次のとおりである。(太字部分は本書からの引用)
「家事とは、やらなければ生活の質が下がったり、健康状態や社会生活に少しづつ問題が出たりするのに、賃金が発生しない仕事、すべてのことを言います。多くが自分自身や、家族が快適で健康に生きるための手助けをすることで、しかし、賃金の発生する労働と比べて、軽視されやすい傾向にあります」
まさにそういうことだ。
大きく頷いた。
「生活の質が下がったり」は、ちょっとした埃とか、たまった郵便物があったりすると、うんざりして何もしたくなる。そうなると、「社会生活にも少しづつ問題が出たり」するだろう。
とりあえず、うんざりしたり、やる気のないときは、何か1つ家事をしようと思った。自分のために。
そして、調理実習や洗濯、掃除の実習のほか、「交流」という授業もあった。
この授業は「人の話を聞くというレッスン」だそうだ。
授業の最初に、校長から次の注意事項が話された。
「話している人に対して、なにか言いたくなっても、とりあえず最後まで聞いてください。それから、それは本当に今、口に出すことがふさわしいかということも考えてください。話した人を責めるようなことや、自分は経験したこともないのにアドバイスしたくなったら、それは今、口に出すようなことではないかもしれません」
これは、本当に常識レベルの事項なのだが、大変難しい。
人のいうことを最後まで聞く。経験したこともないのに知ったかぶりしてアドバイスしない、肝に銘じたい。
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月に1度は訪れたいと思っている割烹でランチ。
今回も色々出していただき、大変美味しく、満足だった。
その中で、覚えておきたいものを記録。
イチジクの白和え
上に乗っているのは、ミントなのである。これが合う。
吸い物
上に乗っているは、アスパラソバージュ。
土筆のような形、収穫期間が短いらしい。
これは?
ブラウンマッシュルーム…だったかな。
この内側に溜まったスープを飲んだ後、
溶かしバターを付けて味わう。
にしんとなす
これも美味しかったなあ・・・・。
ひめたけ
今回もとっても美味しかったが、色々直ぐに忘れてしまう。
次回も楽しみである。