本書は、作家もののうつわギャラリー店主。

 

うつわの組み合わせ方に自信がない、作家のうつわを買いたいが敷居が高そうと思っている人に向けて、うつわのよさを知り、楽しく気楽に使って欲しいという気持ちを込めて書かれたそうだ。

 

選ぶ。そろえる。合わせる。うつわ使いがもっと楽しくなる本。

(著)安野久美子

 

本書は写真が多用されているため、うっとりと眺めた。

 

実は、普段使う食器を整理し、食器棚をすっきりさせようと本書を手に取ってみたののだが…。

 

いやー、やっぱり同じお料理でもこんな風にうつわを選んで、盛り付けたら、より美味しそうではないか!と…ついつい、著者の営むギャラリーのウェブサイトなどを見てしまうのであった。

 

私としては、「『ふだんお菓子』を贅沢な一皿に。」のページが気になった。

 

色々菓子皿はいくつか持っているものの、ついつい村瀬治兵衛氏の沢栗のお皿ばかり使ってしまうのだ。たいていのお菓子が「映える」安定感がある。

 

本書には、和菓子に「洋テイスト皿」を使ってコーヒーで楽しむ例が紹介されていたり、又、「綾花」、「輪花」などの特徴のある形の皿を使うことを薦めていたりする。

 

「シンプルよりは多少デコラティブなものが菓子皿にはおすすめです」とのこと。

 

そこに掲載されていたお写真が、またまた素敵。

 

うつわに添えられているフォーク、菓子きりにもうっとり。

素敵なヒメフォークとか、菓子きり、欲しいなあ…。

 

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百貨店の「銘菓百選」コーナーで「岬屋」の生菓子を求めた。

 

 

ういろう仕立「青梅」

 

 

箱の蓋をあけてびっくり。本物の青梅のようにコロコロしている!

 

 

上記したように、ついつい使ってしまうのは村瀬治兵衛氏の沢栗のお皿なのである。

そして、この季節は、江波冨士子氏の玻璃茶碗「紫陽花」。

 

 

やっぱり映えるよねえ…。

ういろう部分は割としっかりした感じで、中はこし餡。

「岬屋」の餡子、とても好きである。