読了。
現在放映中のNHK大河ドラマ「光る君へ」に夢中になっており、
ついついこのような図書を選んでしまう。
紫式部と清少納言が語る平安女子のくらし (著)鳥居本幸代
タイトルが「紫式部と清少納言が語る…」となっているため、「源氏物語」、「紫式部日記」、「枕草子」からの引用が多いのだが、藤原実資の「小右記」からの引用も多い。
ドラマで実資を演じるロバート秋山氏の顔がその都度浮かんできた。
その他の人物も、どうしてもドラマで演じている俳優さんの姿を思い描いてしまう。
本書では、貴族の女子が誕生してから、その育てられ方、成長過程の儀式、衣装、学び、趣味から、ライフイベントである結婚、女官としての就職、終活についても紹介されていた。
そして斎院、斎宮についても解説されていた。
斎宮については、なんと言っても三重県出身ではあるし、
三重県明和町の「斎宮歴史博物館」も訪れたことがあるので、ある程度の知識はあったが、実は斎院についてはよく知らなかった。
斎院は、賀茂神社に奉仕した皇女であったが、居所は都の郊外の紫野で、本書を読むと、斎宮とは違うとろもあり、やや緩やかな感じを受けた。
まあ、いずれにせよ、卜占で定められ、親元から離れ、様々な制約のある暮らしをするのは、厳しいものには違いない。
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昨年6月の「THE WAGASHI」の際に、「銘菓百選」コーナーで「一炉庵」の葛焼きを見つけ、大変美味しく、今年はこのような形で求めた。
「本葛焼き」
左から、葛生地のみ、丹波大納言入り、こし餡入り。
これがまた…。
それぞれ美味しい。
「大納言」美味しい~!これが一番好きかも、と思いつつ、
「葛のみ」を口にすると、この食感がたまらない!それに何という透明感のある甘さなんだろうと感動し、
「こし餡」も葛の中から柔らかい餡がじゅわーと出てくるのもイイ!
と結局、あっという間に食べ終わってしまった。
もっと落ち着いて味わって食べたらよかった。