数日前に読了。

SNSで紹介されているのを見て、読んでみたいと思った。

無機質というか、クールというか、無表情な表情というか…非常に多弁で分かりやすいイラストが多用され、文章部分はそう多くなく、あっという間に読み終えた。

 

男性の繊細で気高くてやさしい「お気持ち」を傷つけずに女性がひっそりと成功する方法  (著)サラ・クーパー (翻訳) 渡辺 由佳里

 

Amazonの本書紹介に、「日々職場で繰り広げられるさまざまなシーンを、イラストと文章でユーモラスに皮肉った本書。笑い飛ばしでもしないとやってられない現実は、アメリカでも日本でも、おそらく他の国々でも同じ」と書いてあった。

 

私はフルタイムで組織の一員として働いているわけではないので、本書に書かれている内容は「ふうん、こういうことあるんだ」としか思えないが、「これって、日本だけの文化ではないの?!」と思える事例が紹介されていた。

 

ああ、「笑い飛ばしでもしないとやってられない現実は、アメリカでも日本でも、おそらく他の国々でも同じ」なのねえ…。大変。

 

例えば、「もっと文章に手を入れたほうがいいと思う」という発言。

男性は「有益な助言」とされるが、女性なら「不愉快な態度」とされる。

 

4人、子供がいます」の場合、男性は「家族を養える給料を与えるために昇進させてあげなければ」となるが、女性なら「彼女が家族の面倒をみられなくなってはいけないから昇進させるわけにはいかない」となるらしい。

 

最後の「すべての結論」で著者はこう言っている。

 

私たちが男性にどのような感情を抱かせるのかを心配して、彼らにどう思われたいとか、どう感じさせないようにしようかという考えに取り憑かれてしまい、それが私たちにとって最も重要なことになっているのが問題だということなのです

 

さらに、「私たちを助けるのは私たち自身なのです。(中略)誰のことも気にせずに、思いのままに「怖い女」になったり「怖くない女」になったりしましょう」と結んでいる。

 

まあ、これは、対男性だけではなく、対あらゆる人にも当てはまる。

「空気を読む」という言葉が良く使われている。

 

周囲への気遣いやマナーは必要だと思うが、本書を読んで・・・、「まあ、適度にやりましょう…しらんけど(←この「しらんけど」も本書に使われており、驚いた)と思った。

 

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ある日のおやつ。

 

 

上は、「一炉庵」の「和胡桃羊羹」。羊羹に胡桃片が入っており、付属のきなこを付けて食べる。これは美味しい!新しい感じ。

 

 

右も「一炉庵」のもの。「石衣」という半生菓子。

灰色の唐衣の中はこし餡。やっぱり「一炉庵」の餡は美味しい。

 

左は、「三栄堂」の「季子ごよみ 春」というお菓子。

パッケージがとても可愛くて求めた。

 

 

絵本のよう。

 

 

そして、とても美しい。

淡雪生地の中に、桜の葉の塩漬けが入っている。

ふわふわで大変美味しかった。