柚木麻子氏の小説は多数読んでいるが、エッセイは初めて。

本書は、2018年から2022年までの4年間を記録したエッセイ集である。

 

とりあえずお湯わかせ  (著)柚木麻子

 

柚木麻子氏自身についてはあまり知らなかったが本書で色々分かり、「ああ、そうだったんだ。どおりで。」と思うことが多かった。(太字部分は本書からの引用)

 

柚木氏は新卒で洋菓子の商品開発室で働き、「先輩たちはみんな、息をするように自宅でクッキーやパウンドケーキを焼いていて」といった環境だったようだ。

 

なるほどねえ。それで日常でもお菓子作りをされていたり、著作に登場するお菓子や食べ物がとっても美味しそうなのだ。

 

幸せそうで、何がわるい」のところでは、幸せそうな女性は攻撃されるといったことが柚木氏の実体験とともに書かれていた。

 

実際、小説でも映画でも、女性が幸せそうな作品よりも、女性が死んだり不幸になったりする物語の方がずっと評価が高い(中略)女性は謙虚で控えめでちょっぴり不幸そうじゃないと痛い目にあうぞ、とあらゆるコンテンツが訴えかけてくる

 

このようなことは、柚木氏の長編小説「らんたん」にも描かれていたなあとしみじみ。

 

ホッとできない私へ」では、「…これは私の極端な性格によるものだ。めちゃくちゃ遊ぶ、めちゃくちゃ働く、めちゃくちゃ寝る、ならうまくできる。でも、適度に遊ぶ、働く、寝る、ができない」と書かれていて、納得。

 

本書では柚木氏の日常が紹介されているのだが、とにかく密度が高い。

1日にやっていることの内容が大変多くて驚く。

 

私は、小説家の高殿円氏の「Ⅹ(旧Twitter)」をフォローしている。

高殿氏のつぶやきから、精力的に小説を書かれている様子が窺える上に、築75年の家をコツコツと自力でリノベーションしている様子も紹介されており、ビックリである。時間の使い方が上手なのか、恐らくぼんやりしている時間がないのかも。

 

柚木氏も高殿氏もエネルギッシュなのねえ…。エネルギッシュでないと緻密な設定などできないか。

 

柚木氏は、スーパーマーケットの試食販売のアルバイトをしていたようだ。

なるほど、その経験が小説「オール・ノット」で生かされているのか。

 

そして、柚木氏のお祖母様、お母様が不眠で、お母様は深夜、ジュエリーの通販番組を見ることで眠気を誘おうとしていらしたようだ。これも…「オール・ノット」の場面にあったぞ…。

 

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今日はクリスマスであるが、通常の平日のような感じで、

私は美容院と歯医者さんの検診の予定を入れていた。

 

美容院の担当者によると、昨日の界隈のケーキ屋さんは予約無しの場合2時間待ちくらいだったとのこと。おお…。

 

帰り道、各ケーキ屋さん、並び列も見当たらない。

ケーキも扱っている米粉パン屋さんを覗いてみると、まだたくさんケーキが並んでいるではないか。

こちらのパンは求めたことがあり、割と美味しいのである。

ケーキはまだ食べたことがないので、興味がある。

 

 

サンタ帽が添えてあるだけで、クリスマスの気分が味わえるなんて…。

そして、やっぱりモンブランを選んでしまう栗好きの私であった。

 

 

ショートケーキはスポンジ部分の色が白いので、米粉という感じ。

「全商品グルテンフリー」とあるが、スポンジ部分がちょっとあっさり目かなと感じる以外は一般的なケーキの味。