本日、所用を済ませ、泉屋博古館東京へ。

鑑賞の前に腹ごしらえ。

 

期間限定の「チキンホワイトソースの木の子バーガー」が気になり、ハンバーガーショップへ。

 

 

これは美味しかった。しっかりとキノコの味がする。

 

 

バンズはふわふわしている。

暫し休憩してから、泉屋博古館東京へ向かう。

 

 

「特別企画展 日本画の棲み家」展である。

看板中央は、

「四時競甘」 岸田劉生(大正15年・1926 絹本着色 泉屋博古館東京)

である。岸田劉生の南画風の絵画は初めて見たような。

 

本展覧会は、かつて住友家の邸宅を飾った日本画などが展示されている。

住友家の本邸である「茶臼山本邸家屋配置図」が掲示されており、広大というか…。

「お宅」というより、高級旅館とか、何かの施設のような規模である。

そのような広い邸宅に飾られていたということで、それに合ったサイズの大きい作品も多かった。

 

「雪中梅花」 木島櫻谷(大正7年・1918 絹本金地着色 泉屋博古館東京)

 解説パネルに「ぼた雪に梅香」と書かれていた。

 住友家の依頼によって描いた四季連作屏風の一つだそう。金地に雪が積もった梅の木に花が咲いている情景が描かれていた。

 とても大きなサイズの六曲一双の屏風。

 

「春秋山水図」 橋本雅邦(明治37年・1904 紙本墨画 泉屋博古館東京)

 奥座敷を飾っていたそう。

 

「畫扇救窮」 富岡鉄斎(大正11年・1922 紙本墨画淡彩 泉屋博古館東京)

 実際に本作品が部屋に飾られている写真が展示されていた。

 

「神雛之図」 上田耕甫(昭和6年・1931 絹本着色 泉屋博古館東京)

 解説パネルに「ネオン雛」と書かれていた。

 紙雛の節句画。

 解説パネルに「梅の花を想起させるピンク色の裂地」とあったが、裂地のピンクは、かなり蛍光しているようなピンクであった。ネオン?

 

「松樹に栗鼠図」 平福百穂(大正~昭和初期頃・20世紀 絹本墨画淡彩 泉屋博古館東京)

 この作品に描かれたリスは可愛い!思わずポストカードを求めてしまった。

 

 

入口の看板にも使われている。

 

 

下の部分である。

 

 

ムシャムシャと何か食べているような。リスってそんなイメージである。


「床の間芸術を考える」

 

 

現代の若手作家が「床の間芸術」を制作した作品が展示されていた。
 

「Water」 「Water (Leaves Floating on Water)」 

澁澤星(令和5年・2023 紙本着色 作家蔵)

 

 

 

「禁城松翠」 竹内栖鳳(昭和3年・1928 絹本着色 泉屋博古館東京)

 

 

竹内栖鳳は「床の間芸術」を提唱、実践していたそう。

 

 

全体的に、ぼんやりと長時間眺めていたい作品が多かったように思う。

大きなサイズの作品もどこか優し気な雰囲気で、こんな作品が飾られている部屋で、お茶やお菓子を食べつつ、ぼんやりしていたら幸せだろうなあ。