読了。
「みをつくし料理帖」登場人物の4年後の物語。
みをつくし料理帖 特別巻 花だより (著)髙田郁
4編の短編が収録されている。
まずは、「花だより」。
主人公・澪が勤めていた料理屋「つる家」の店主・種市と常連客の戯作家の清右衛門と版元の坂村堂が澪に会おうと大坂に旅立つ。
途中の小田原宿まで「つる家」の看板娘・りうも同行し、「屋号入りの小田原提灯」をオーダー。
箱根宿までたどり着いたところ、種市の腰痛がぶり返してしまう。
「涼風あり」は、御膳奉行の小野寺数馬の物語。
「秋燕」は、澪の幼馴染・野江が生家の「高麗橋淡路屋」を眼鏡屋として再興し、さらに自分の幸せも追求するお話だが、それまでの経緯も描かれ、大変辛い。
「月の船を漕ぐ」は、主人公・澪の物語。
第10巻に「文政11年版料理番付」が付録として付いており、だいたいの予想はついていたが、ここでも澪は大変…。
本編で、澪が出汁に様々な工夫をしていたが、今度は味噌か。
味噌も地域性があるよなあ…。
澪が味噌を仕込んでいる様子を読み、この江戸風の味噌づくり、良いかもと思った。
私も遥か彼方の大昔に味噌を仕込んだことがあるなあ…。
この次の続編は出ないものかと読み進めていくと、「特別付録 みをつくし瓦版」で、りうさんが作者に続編について質問しているではないか!
答えを読むと…「この特別巻ののちは、皆さまのお心の中を、澪たちの住まいとさせてください」。ああ…残念。
しかし、私の手元にもう1冊、「みをつくし料理帖」シリーズが残っている。
物語に登場した料理を紹介する「みをつくし献立帖」である。
さて、読むぞ!
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週末に新潟に行った折に求めたもの。
生菓子なのですでに食べ終わっている。
夏に新潟を訪れた時、危険を感じるほどの暑さであった。
新潟伊勢丹地下食料品売り場の「越乃雪本舗大和屋」には、美味しそうな生菓子が並んでいたが、持ち帰りのことを考えて断念。
今回は、念願叶って求めることができた!
ああ、嬉しや。
「菊の香」
練り切り、小豆こし餡。
美しい。
薯蕷饅頭
中は、小豆こし餡。
文句なく美味しい薯蕷饅頭
「萩の餅」
小豆つぶし餡、求肥。
美味しい。中の求肥も良い仕事している
「青柿」
雪平、白餡。
とっても柔らかい。
「雪平」とは何ぞよと調べてみると、「せっぺい」と読み、求肥に卵白と白餡を加えて練った餅のことをいうようだ。なるほど、柔らかいはずである。
「すすき野」

時雨、白餡。
時雨、私は「黄身時雨」のほうが馴染みのある言いかただ。
これがまた美味しい。
「花の露」
きんとん餡、小豆こし餡。
よく見ると、ちゃーんと「露」が花に付いているのである。美しい。
いやー、美味しかった。
新潟に行く楽しみがまた一つ増えた。




