読了。

「ハウスキーピングサロン」、「おもてなしサロン」をご自宅でされているマダム市川こと市川吉恵氏の最新刊である。

 

リタイア夫の妻たちへ 整えたいのは家と人生 実は夫もね・・・ (著)市川吉恵

 

本書は、まずは年齢を重ねた人向けのハウスキーピングの方法、リタイアした夫と愉しく暮らす秘訣が紹介されている。

 

その中で、ずっと夫婦同室で過ごしてきた著者が夫婦それぞれの個室を持つようにした経緯、そして夫婦それぞれの個室が写真付きで紹介されていた。

 

私は主に自宅で仕事をしているので、現在、我が家には私専用の仕事部屋がある。

確かに、個室は良い。「城」である。

 

そして、その次は人間関係、人付き合いのコツ、最後に所謂「就活」についてのお話。

 

マダム市川は70代、ご自分のお母様とご主人のお母様とも100歳前後でお元気にされている様子が本書に書かれていた。

 

本書の前半は写真を織り交ぜながら、家の整え方、お掃除のコツなど分かりやすく解説されており、後半はどちらかというと文章がメイン。

 

「そうだよなあ」と大きく頷けるようなことが書かれていた。(太字部分は本書からの引用)

 

自分で自分を楽しませる方法を知っていると、寂しさを感じることもなく、いつも明るい気持ちでいられます

 

その「楽しませる方法」を探すことを趣味にしても良いのではないか、という提案が書かれていた。
今後、自分の時間が沢山持てるようになるだろうから、何かにのめり込みたいなあ。

 

心の中にネガティブなことを抱えていると、人としての品性つまり魂レベルが下がっていってしまいます

 

この年頃になって「何も憂いがない」人はいないだろう。

子どもと違って、誰も「あやして」くれない。

心の中のネガティブなことを手放したり、軽くしたり、忘れたり、深く考えすぎないようにするコツをつかみたいなあと思う。

これまでに、マダム市川の書かれた「マダム市川の癒しの家事セラピー」、「マダム市川のエレガントな暮らし」を読んだ。

 

2冊とも写真が多く、簡潔に説明が書かれていたように思う。

しかし、本書はじっくりと読む部分が多かった。
 

本書を出す前に「ある出版塾に半年ほど通いました」と書かれていた。

驚いた。

マダム市川はすでに70代で、様々な出版経験もある。しかし、さらに研鑽を積んでいらっしゃるのだ。うーむ。素晴らしい。

 

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私自身の「自分で自分を楽しませる方法」の一つ。

お菓子を食べることである。

 

19日水曜日に「越後屋若狭」の「水ようかん」を求めにデパ地下に行った折、

こちらも。

 

「二條若狭屋」 「家喜芋」

 

 

包装が素敵。

 

 

山芋使用の上用まんじゅう。

こちら、大・中・小の3種類1セットが入っていた。

大はこしあん、中はつぶあん、小は白あん。

 

これは少し寒い日に、温かいほうじ茶を大きめのお湯のみに入れて、

「家喜芋」をのんのり温めて食べたら最高にほっこりすると思った。そんな味だ。

 

お茶をのみつつ、「家喜芋」を味わいつつ、小説でも読んだらいい気分だろう。

 

金沢の「茶菓工房 たろう」「はなことたろう」というお菓子。

可愛いパッケージである!

 

 

蒸した抹茶カステラに、チョコのようかんを重ねたもの。

 

 

食べると、小さく砕いたアーモンドが入っていて、それがアクセントになっている。

美味しい!

 

 

と、いうことで、姉・千種清美の新刊である。

 

この夏は伊勢西国三十三所観音巡礼はいかがだろうか。

 

 

「推し」の観音様に出会えるかも!