読了。

本書は、中国の伝統住宅を解説とイラストで紹介している。

このイラストがとても分かりやすく、眺めているだけでも楽しい。

 

図説 民居-イラストで見る中国の伝統住居  (著)王其鈞 (監訳)恩田重直

 

中国の伝統住宅というと、北京の「四合院」が頭に浮かぶ。

そういえば、かつて北京滞在中に「胡同ツアー」で四合院を見学したことを思い出す。

あれは25年くらい前か・・・。

古い建物がどんどん壊されていて、街が造りかえられていた時期だった。

さらに再開発が進んでいるので、今はあの「胡同」はどうなっているのだろうか・・・と、

検索するとまだ「胡同ツアー」は存在するようだ。

写真を見ると、当時と同じような輪タク。

残すところは残し、開発するところはガンガン開発という感じなのだろうか。

 

中国は、雲南省や新疆ウィグル自治区、チベット自治区なども旅行をしている。

本書に紹介されていたウィグル族の「陸屋根の民居」、チベット族の「石造りの碉房」、雲南省の高床式の「竹楼」など、おお、見た見た!と興奮。

 

本書で、「実物」が見たいと思ったのは、

福建省の「円形土楼」。防衛を兼ねた、一族で住む砦のような巨大住居。

方形もある。

 

広東省開平県の「開平碉楼」、これは比較的新しい建築で海外に移住した人が「故郷に錦を飾り」建てたものらしい。

水害と匪賊、盗賊対策のための砦のような塔。西洋風。見たところ、不思議な雰囲気。

 

江西チワン族自治区のトン族の集落。

「風雨橋」という屋根付きの橋や、高床式の住居、集落の広場にある舞台など見たい!

 

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久々に姉(→×××)が出張で宿泊。

お土産に、こんなありがたいものをもらった。

 

 

右の「御饌」と書かれてあるのは、三輪素麺である。

 

姉の近著が「三重の神饌 神に供える御膳」。