本日、五島美術館に行ってきた。

 

 

期限切れになっていた「美の友会」の更新手続きをした。

 

 

今年の「定期入館証」はオレンジ色!前回は緑色だった。

 

そして早速「美の友会月例美術講座」に参加。

昨年の6月に「書跡鑑賞シリーズⅪ 第3回」に参加したものの、その後出席できず、すでにシリーズ「Ⅶ」の終盤になっていた・・・。 

 

 

今回の「今城切」は、「古今和歌集」全20巻を写したもの。巻6~13、巻15~20が現存するそうだ。

 

筆者については、飛鳥井雅経という説もあったが、現在では藤原教長という説が有力。

筆者を推測するために、様々な資料にあたったり、現存する書を比較したりと、その過程についてのお話が興味深かった。

 

「の」や「や」などの書き方に特徴があるとのこと。

「の」の形が三角形のようになっているのが特徴と教えていただくと、なるほど、そのように見える・・・。

これに使われている書風は100年間使われていたようで、個人を特定するのは難しいとのこと。

 

スライドで、色々な書を見せていただき、謎解き・・・というか、なんだかワクワクした。

 

「古今和歌集」の巻11から巻15までは恋歌で、巻11は恋の始め、13くらいになると接触して、15になると「どうして来ない」と恨み辛みが歌われており興味深いそうである。

現代語訳のものでも読んでみると面白いとのこと。

 

今回の読解練習は、巻15からのもの。

前回同様、黒板に実際に書いて説明していただいた。

 

変体仮名と仮名が交じって、私にとっては非常に難しい・・・。

 

講座の後、お庭を探索。

 

 

ここはどこかと思うが、世田谷区上野毛の高級住宅地である。

 

 

お茶室が見える。

 

 

本当はもっと綺麗だが、私のカメラテクニックではこれが限度。

 

 

道標。右京江戸と書いてあった。

 

 

(つづく)