5月13日までが図書館の貸出期限だったので、その前日に焦って読了。

 

先だって、根津美術館を訪れたとき、渡辺省亭の「不忍蓮・枯野牧童図」に大変惹かれ、どんな作品があるのか見てみたいと図書館で借りた。

 

検索したところ、渡辺省亭の画集はこれくらいしかないのではないか・・・。

 

渡辺省亭:花鳥画の孤高なる輝き

 

 

本書の対談で、美術史家の山下裕二氏が渡辺省亭の「牡丹に蝶の図」の持ち主だったことが分かった。びっくり。

 

対談から引用する。

 

省亭を扱った大きな展覧会があるわけでもなく、たまにほかの展覧会で観ていいなという思いを募らせていました。

そのうち、マーケット(美術館市場)には省亭の絵が流通しているということがわかって、十年ほど前から何点か購入しています。

最近手に入れたのが《牡丹に蝶の図》です。あまりにも素晴らしいのに、あまりにも安いので、なかば義憤にかられて買ったようなものです。

 

ひえー。買えるのね。

この山下裕二氏所有の「牡丹に蝶の図」は、現在、山種美術館で公開中のようだ。見に行きたい。