最近の私のブログを見ると、美術館ばっかり行っているように見えるが、ちゃんと仕事もしています・・・。


さて、本日、東京駅付近に所用があったので、「えいっ」と上野まで行ってきた。


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今日の目的は、東京国立博物館の「パスポート会員」になるためである。


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この「パスポート」で1年間、総合文化展を何度でも、6つの特別展を1回ずつ鑑賞できる。


ということで、本日入会し、「黄金のアフガニスタン」展を鑑賞。

すでにNHKの「日曜美術館」で予習済みである。


アフガニスタンで、博物館職員の方々に秘密裏に守られた貴重な宝物。

予想以上に、美しく豊かなものだった。



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☆気になった展示品☆


「仮面付樋口」(前2世紀 石灰岩)


・・・すっごくユニークな樋口。あごを長くデフォルメした「おっさん」の形。これは取水施設の樋口で、わき水が流れていたらしい。興味のある方は「仮面付樋口」で検索すると、「黄金のアフガニスタン」公式ツイッター、フェイスブックで、画像が見られます。


「ハート形飾板」(1世紀第2四半期 金、トルコ石)


・・・ハート形モチーフの装飾は複数展示されており、私は小さなハート形のトルコ石の周りに金の縁取りがされていたものが気になった。

NHK「日曜美術館」では、ハート形のイヤリングが現代でも十分素敵だと思えるデザインだと紹介されていた。


「グリフィン文スタンプ印章」(前4世紀? 玉髄)


・・・こちらの素材の「玉髄」が白い半透明でとてもキレイだった。

何だろうと思って調べてみた。

「石英の微小な結晶からなる鉱物。透明または半透明で、色は白・灰・淡褐・赤・緑色など、含む不純物により異なる。美しいものは飾り石にする。カルセドニー。」(デジタル大辞泉より)


なるほど、それはキレイだ。


このほか、1世紀のガラスで出来た「魚形フラスコ」、狩猟や漁が描かれた「脚付彩絵杯」も良かった。


そして、「把手付鉢」(1世紀 水晶、金)。


これもキレイだった。ガラスではなく水晶でできた鉢である。

公式ツイッターによると、「カンタロス」タイプの鉢というらしい。

持ち手が2つ付いている優雅な形の鉢というかスープ皿のような感じ。

表面に葉っぱやリボンのような模様が刻まれている


とにかく、素晴らしい展覧会だった。

アフガニスタンの更なる復興を祈らずにはいられない。


この後、本館の「日本ギャラリー」で、お目当ての「住吉物語絵巻」、「東海道分間延絵図」をじっくり鑑賞。


そして・・・本館のテラスから庭園を望む。周囲の外国人観光客の方々も記念撮影。とてもキレイ。庭園は、春と秋に一般公開されるらしい。秋には見学したい!


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