ドラママチ  角田光代[著]


何かを待つ女性が主人公の短編集。

舞台となる場所が、中央線沿線なので、懐かしく読んだ。

それから、喫茶店がよく出てくる。

喫茶店。あまり入らなくなったなあ。

コーヒーを飲みたくなったら、スターバックスなどのコーヒーショップに入ってしまう。


角田氏の小説は、よく読むが、感想を文字にしにくい。登場人物に共感できないことが多いからだろうか。

角田氏と私は、年齢はそう変わらないのだが、登場人物のような人が私の周囲にいない。

私も私の周囲の人も、(角田氏の小説の登場人物に比べて)何だか難しいことを考えずに、楽しく明るく生きているような気がする。


この、何かを待つこと・・・・。

私は待つのがあまり好きではない。どちらかというと「探しに行く」タイプだと思う。

だからだろうか。「ドラママチ」に登場人物に対して、「ふう~ん、こんな人いるのかな」と思ってしまう。


しかし、角田作品はとても惹かれて、しばしば読むのであった。


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