これまでいくつものユニークな練習法やルーティンを取り入れてきた片山晋呉。「練習に飽きないように」と、毎試合のようにそれらは変化する。現在はクラブを“ひっくり返す”動きにハマっているようだ。
好調の要因は新ムーブ!? 片山晋呉の謎素振りと自作練習器具を写真でチェック
昨年シニアデビューを果たした片山は9試合に出場するも、優勝することができなかった。シニアに本腰を入れて臨む今年は、開幕戦の「ノジマチャンピオンカップ箱根」で2位に入ると、2戦目の「すまいーだカップ」でついにシニア初優勝を果たした。
そして、腰痛を抱えながら出場した前週の「スターツシニア」では、初日に14位タイとやや出遅れながら、2日目と最終日に「67」の好スコアで回り、最終的に3位で終えている。
今年の試合中に気になったのは写真の動き。ショットを打つ前に、シャフトを両手で持って体を右に向け、反動をつけながらクルックルとシャフトを立てる方向に回すシャドースイングを行っていた。
よく見ると、指先でフェースもクルッと回している。次には、その手の関係性をキープしたまま、沈み込みながら体を左に回転していく。
また、練習場では手で握る部分がクランク状に取り付けられた自作の練習器具で、右手と左手の位置をひっくり返していた。
それを片山本人に聞いてみると、「あれは僕の中で、今までの人生で一番ハマった練習器具ですね」という。
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続けて、「バックフェースで打つっていうか…“裏打ち”という打ち方です。考えられないんだけど、それしか説明ができない。ここ(右サイド)のスピードを出すと球が飛ぶんです」と表現する。確かに、片山のシャドースイングを実際に真似してみると、バックフェースでインパクトするような形になる。しかし、なぜこれで真っすぐ飛ぶのか、なぜ飛距離が伸びるのか、謎は深まるばかりだ。
雑誌 アルバさんの記事をコピーさせて頂きました。