「翔んで埼玉」を見に行ってきた。

 

直前まで、このpart2、埼玉と滋賀をだぶらせた作品いうのを知らへんかった。というわけで、滋賀フリークのワテにとっては見逃せない作品や。

 

軒並み県の魅力度ランキングで40位台を占める埼玉や北関東ほどではないが、埼玉を含む北関東が西の人には知られていないように、滋賀も関東の人間には全く知られていない。というわけで、滋賀に関しては琵琶湖というカテゴリーで割り切ると同時に、そこに滋賀対大阪(京都)という構図を含めるという苦肉の策や。

 

作品に登場するディテールは、埼玉並びに滋賀共に、行田タワーを除くとすべて周知のもの。東武線、西武線、武蔵野線、与野や鴻巣で関西の人は笑えん。藤原紀香やマイアミの落ちなどはすぐに想像でけた。そういえばgackt自体が近江出身といってもいいくらいやろ。さらに東京出身の杏を除くと、ほぼすべての役者の出身地が配役の設定と重なっているのだ。

 

特筆すべきは、片岡愛之助の熱演や。この作品、愛之助が主役やないかと思えるほどの迫力。もっとも彼が演じるとすべてが歌舞伎になってしまうのだが。

 

cancel cultureが横行する現代の日本。いつまでこのような作品が製作でけるのかな。浦和と大宮の対立に代表される埼玉の細かな差異は、観客も当事者も目くそ鼻くそと笑って見てられるが、関西の差異は、なかなか厄介や。