私は古いタイプの人間である。
悪は、どんな事情があろうとも、悪であると考えるタイプだ。
最近のアニメ・特撮ヒーローものは、やたらにややこしい。
変に悪役がかっこよく、悪の事情を織り交ぜ、主人公のヒーローキャラに笑いのエッセンスを加えるといったものが多い。
どの年代をターゲットにした番組なのか、本当にはっきりしない。
悪役はどこまで行っても、悪く・怖く・残酷でなくてはいけない。
現状の主流は、悪役に変な魅力をもたせ、正当性を醸し出し、一歩間違うと悪役を応援する状況になる。
果たして、それが正義であろうか。
悪がはびこり、正義がそれを打ち、悪が滅びる。
そういった、シンプルな番組を子供たちが見て、悪いことはダメなんだ、弱い人を助けないと、強くて正義の人にならないと等々を考えるのでは。
悪の事情を学んだ子供たちは、幼い時から自分の悪さを正当化する知恵がつく。
だら、親を親とも思わない、先生を先生と思わないような、行動や発言を繰り返す子供が増える。
幼年期に見るテレビ番組の影響を非常に大きい。
自分自身で何も考えることの出来ない幼年期は、とにかくモノマネからスタートする。
親の真似、兄弟姉妹の真似、先生の真似、友達の真似、中でもテレビ番組のアニメ・特撮ヒーローの役割は大きい。
分かり易い、正義の味方の出現を期待したい。