こんにちは。
モラハラ改善カウンセラーの
大脇です。
週末は、
カウンセリング.comに寄せられた
相談にお答えします。
今日のご相談は恋愛についてです。
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20代・女性 中山さん（仮名）
不倫って、
そんなにいけないことですか？
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ご批判覚悟で投稿致します。
小学生のときに
1人で本屋にいった際、
知らない男が遠くから
私を見つめているのに気づきました。
どんどんその距離が近くなり、
恐怖を感じた私は
必死で逃げました。
でも、出入り口のそばにあった
多目的トイレの前で
その男が待ち構えていました。
そして腕を掴まれて、
中に引きずり込まれました。
必死で抵抗して外に出たので、
なんとか未遂で終わりましたが、
そのときの恐怖を
未だに忘れることができません。
高校生のときには、
母の不倫を知ってしまいました。
21歳の誕生日、
大学の帰り道の電車の中で
初めての痴漢に遭いました。
怖くて気持ち悪くて声も出せず、
ただ耐えるしかありませんでした。
子どもの頃から
嫌な経験はしてきましたが、
この経験でより
「男の人が怖い、信じられない」
という思いが強くなりました。
そしてその頃から、
突然涙が出てきてしまうことが
増えたので、
心療内科にかかることにしました。
社会人になって、
今までデートをしたこともない
私でしたが、
入社してすぐにある同期の男性と
仲良くなりました。
何度かデートを重ねて、
一瞬ですが手も握られて、
今までの私とは違う普通の
23歳の女性になれた気がしました。
その頃から
不意に涙が出ることがなくなり、
薬がなくても
眠れるようになりました。
でも、仲良くなってから
1年がたった昨年の春、
彼に告白したら
フラれてしまいました。
好きな人にフラれるツラさを
初めて味わい、
悲しくて情けなくて、
「友達のままでいればよかった」と
とても後悔しました。
食欲もなくなり
痩せてしまったのですが、
ある日職場の先輩
（32歳・妻子あり）に
「最近元気ないけど、何かあった？」
と声をかけられました。
その先輩は今まで見たことのない
優しい表情で「元気出せよ」と
言ってくれました。
驚きましたが、
とても嬉しかったです。
それ以来、仕事帰りに
二人でご飯に行ったり、
休日に出かけたり
するようになりました。
でも、ふたりで残業中に
突然先輩からキスをされ、
そこから関係を持ってしまうまで
あっという間でした。
嘘だとわかっていても
「可愛い」とか「好きだよ」と
言われることが嬉しくて、
どうしてもやめられません。
先輩と一緒にいるときだけは、
昔のツラかったことも
忘れられるんです。
でも、それなのに、
毎晩涙が止まりません。
同期の男性と
仲良くしていた頃以上に
満たされているのに、
私の中で何が
起こっているのでしょうか？
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中山さん、ご相談内容を
読ませていただきました。
妻子持ちの男性と関係があり、
どうしてもやめられない。
彼といると
昔のツラかったことも
忘れられる。
でも、そうして
満たされているはずのに、
なぜ、毎晩涙が出てしまうのか？
ということですね。
今は、いただいた
ご相談内容だけからしか
判断できないですが、
「男の人が怖い、信じられない」
という部分が関係していると
思われます。
これは小学校の頃の怖い体験から
お母様の不倫、大学生の時の痴漢、
こういった大変な体験を通して
中山さんの中で出来上がった
心の穴から出てくるものです。
これは一般論ですが、
中山さんと同じような心の穴を
持っている方に見られる傾向は、
”男の人が怖い、信じられないために
異性と親密になることへの恐怖”
これが心の穴の奥底に
見られるんですね。
そして、
そんな方が不倫を正当化する場合、
その考えの背景には、
”不倫なら親密にならないで済む”
こんな深層心理が
隠れていたりします。
親密な関係になることを恐れて
しまうのは、
”今まで心休まる愛情関係に
慣れていない…”
とか
”幸福という状態に慣れていない…”
とかいうことが原因なんですね。
だから、ある一定の距離が
保たれる不倫という関係は、
そういった方にとっては
安全に感じられるのかもしれません。
ただ、この関係は心の穴を
彼に埋めてもらうことが
目的の関係ですので、
そのためにかえって一人になると
心の穴を強く意識してしまう
ようになります。
だから、毎晩涙が出てくる
のではないかと思います。
反対に、中山さんは、
フラれてはしまいましたが、
同僚の男性と仲良くしていた時は、
”涙が出ることはなかった”
とおっしゃっていましたね。
このことは、今後、
中山さんが本当の意味で
”幸せな恋愛”
ができるようになるための
一つのヒントになると思います。
幸せな恋愛ができる力が
もうすでに中山さんの手の中に
あるんですよ。
中山さんはただ自分の心の穴を
自分で満たせるように
なりさえすればいいのです。
もし中山さんが、
カウンセリングで自分の心の穴を
自分で満たせるようになって、
”私は幸せになっていい”
”男性から愛されていい”
”男性のことを信頼できる”
と思えるようになりさえすれば、
涙が出てくることもなくなって、
幸せな恋愛も
できるようになりますよ。
だから、普通の恋愛を
諦めないでくださいね。
今日はここまで。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
大脇秀一郎
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