偽りはどんなに取り繕っても、綻びは出てきていつか真実は顔を出す | 一匹狼のひとり言

一匹狼のひとり言

私、一匹狼が、日常を生きる中で気になることや感じたことを中心に、思いを発信していきます。

However much we cover up the truth, someday the truth is brought to light.

 

however「どんなに~しようとも」 cover up O「Oを隠蔽する」 truth「真実、真相」 someday「いつか」 bring O to light「Oを明るみに出す、暴露する」

 

 タイトルの言葉は、漫画『名探偵保健室のオバさん』に出てきたものです。息子を殺した父親に、遠山櫻子(通称保健室のオバさん)が自首を勧める際に言いました。その英訳に挑戦したものが、冒頭の英文です。直訳すると、「どんなに(我々が)真相を隠蔽しようとも、その真相はいつか明るみに出る」といったところでしょうか。

 NGT48のメンバーが男性ファンに襲われた件に関する一連の報道を見聞きしていて、この言葉を思い出しました。この件では、グループの運営側は襲われたメンバーを守らず、むしろグループの敵扱いしていることが報じられ、方々で非難の声が上がっています。

 また最近も、いじめを苦にした自殺に関する報道を見ました。そこでの学校側の態度も、言葉を思い出させるには十分でした。両者とも、被害者側を蔑ろにし、自分たちの体面だけが大事なように見えます。

 起きてしまったことをなかったことにすることはできません。だからこそ、不祥事に対してどのように対応するかが非常に大事なのです。不誠実な態度をとり続けることは、自ら信用を貶めているだけでしかないということに、我々はいい加減気付くべきだと思います。