この記事はチョビさんのブログにトラックバックするために書きました。数年前、天本英世(故人)という俳優さんが言っていたことを要約します。
スペイン人には明日がない、今日しかない、今日の中でも今しかない。スペイン人は夜、眠ることで一度死に、翌朝、目が覚めたときに「今日も神様のおかげで目が覚めました」と神に感謝する。
らしいです。真偽のほどはさておき、明日明日とのたまう人には明るい未来はなさそう、とは私も感じています。
少し話が変わりますが、今日、電子辞書の故事ことわざ&四字熟語辞典を引いていたら、こんなことわざを発見しました。
うかうか三十きょろきょろ四十(うかうかさんじゅうきょろきょろしじゅう)
うかうかしている間に三十代になってしまい、きょろきょろうろうろしているうちに四十代になってしまう。これといった仕事もしないまま、人生をいたずらに過ごしてしまうことのたとえ。
これ、私のこと?と思わずにはいられません。過去のある時点の己がその時代をどのように生きてきたかの結果が、現代の己であると考えるからです。未来は今で、今はやがて過去になるから、今を懸命に生きないと、暗い過去ばかりがその人にのしかかり、未来まで台無しになりかねません。私は実感します。遠すぎる未来にばかり目がいって、今現在を疎かにするのだけはおすすめできません。人生、己が考えるほど長くないのです。