前回の記事「M5Atomで DSair代替品の製作2」で DSair代替品を製作してタブレット端末から操作したのですが、個人的にはやはり物理スイッチで操作できた方がいいなと思いました。

 

それで、以前 Zゲージ用に購入してからほとんど使っていなかったロクハン製パワーパック「トレインコントローラー RC-03」を使って、DSair Wi-Fi Specificationに一部準拠した Wi-Fi DCCスロットルアダプタを製作することにしました。

 

パワーパック自体は一切改造せずに、SW #1 (ポイント1出力)、SW #2 (ポイント2出力)、ACCESSORY (Wi-Fi DCCスロットル用の電源出力)、OUTPUT (フィーダー出力)の各コネクタから別体の Wi-Fi DCCスロットルアダプタに接続して使用します。パワーパックは単三電池8本で動作します。

 

 

まずポイント出力の波形を測定しました。

ACCESSORYコネクタのマイナス端子を基準電位として、SW #1コネクタのプラス端子にオシロスコープのCH1(赤色)を接続し、マイナス端子にCH2(黄色)を接続し、ポイント切替スイッチを上下に動かしたところ、下図の波形になりました。緑色は CH1-CH2の演算波形です。

 

Wi-Fi DCCスロットルアダプタ側でポイント切替の判定をするためにはプラス端子のみをモニタすればよさそうです。波形の立上り時・立下り時は実際には細かいチャタリングが発生していますので配慮が必要です。

 

 

次にフィーダー出力の波形を測定しました。

ACCESSORYコネクタのマイナス端子を基準電位として、OUTPUTコネクタのプラス端子にオシロスコープのCH1(赤色)を接続し、マイナス端子にCH2(黄色)を接続したところ、下図の波形になりました。
 

上側は方向切替スイッチが FWDで、下側が REVです。左側から右側に向かってスピードダイヤルを MINから MAXまで段階的に回しています。

 

 

 

なお Amebloブログの画像は、Edgeブラウザの場合は画像を右クリックして「新しいタブで画像を開く」をクリックし、アドレスバーの画像リンク末尾の「?caw=800」を削除するとオリジナルサイズで表示できます。

 

以上です。