続いて、実際に鉄道模型の車両を制御した動画です。
画面の右上が手前で、左側が奥になっているので見づらいかもしれません。また、撮影時にカメラの邪魔にならないようにと思って静電ペンで操作したのですが、操作が下手になってしまいイマイチでした。
0:03 M5Atom Liteに給電開始(安定化電源装置を出力をON)
0:20 タブレットのWi-FiがM5Atom Liteに自動接続
0:30 ブラウザでWebアプリ画面が表示完了
動作環境の説明
安定化電源装置から DC13Vを出力し、整流ダイオードを通して M5Atom Liteに給電しています。
デバッグ時に M5Atom Liteの USBポートをパソコンに接続した状態で安定化電源装置の電源出力を OFFすると、整流ダイオードを入れていないと USBポートの VBUS電源が安定化電源装置に逆流してしまうので、それを防ぐために整流ダイオード(Vf=約1V)を入れています。
そして、H-Driverのモータ制御出力を DCC電源出力として線路に接続しています。
KATOのNゲージ複線両渡りポイント(WX310)は、以前の記事「DCCポイントデコーダーの製作(その3)」で自作DCCデコーダーを組み込んだものを使っています。
車両には「ESU 58731 LokSound 5 micro DCC Kato」という DCCサウンドデコーダーを搭載しており、ヘッド/テールライトや室内灯については Kato FL12/FR11を使わず LokSoundから制御しています。
ただ、LokProgrammerを持っていないため、サウンドは購入時のデフォルトのままです。
タブレット端末は「HUAWEI BG2-W09 MediaPad T3 7 8GB」(Android 6.0)でして、ブックオフで約3千円で売っているのを偶然見つけて買いました。
Wi-Fi通信ログ
M5Atom Liteの USBポートをパソコンに接続した状態で、タブレットとの Wi-Fi通信ログ(といっても httpリクエストURLと Webアプリへのステータス応答のみ)をシリアル出力してモニタしました。
(なぜか上の動画より早く接続できていますね)
0:03 M5Atom Liteの USBポートをパソコンに接続
0:14 タブレットのWi-FiがM5Atom Liteに自動接続
0:18 ブラウザでWebアプリ画面が表示完了
Webアプリは DSair1のものでして、最初にページ全体を読み込むのに約3秒ほどかかりますが、それ以降の通信は、車両やポイントを制御した時やステータスの定期取得のみのようですので、Wi-Fiの通信速度はそこまでボトルネックにはならないような感じがします。
どちらかというと、JavaScriptを実行するタブレット端末自身の処理速度の方がボトルネックになっている感じがします。
とはいえ、ページ全体の読み込み時に JavaScriptファイルの転送がそれなりにあるので、Content-Encoding: gzip ヘッダをつけて httpコンテンツ圧縮を行えば多少は改善するかもしれません。
あとは、最初のページ全体の読み込み時だけ、画面の縮尺が合わずに横幅がはみ出してしまうのが何とかしたいですね。
あと、タブレット端末でのタッチパネル操作って車両を運転している実感がわきにくいので、個人的には物理的なボタンやスイッチやボリュームなどで操作できた方が好きですね。
以上です。