今年の夏に着る浴衣が縫い終わったとイチ子さんが言う | きみの靴の中の砂

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 今年の夏に着る浴衣が縫い終わったとイチ子さんが言う。毎年ではないにしろ、三年に一枚くらいは新調しているようだ。

 

 浴衣を何枚も持っていても仕方ないだろうと思っていたら、イチ子さんは、高校の後輩や近所に住む娘さん達に帯付きで適当にお下がりを進呈しているという。ということで恐縮したその母親から、時折お礼の進物もあるらしい。

 何十年も同じ場所に住んでいると、それなりに良いことがあるようだ。

 

 

 

 

 

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