仕事はほとんどできず、料理を作り続けて終わった夏であった | きみの靴の中の砂

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(S/N 20251102 / Studio31, TOKYO)

 

 

 

 

 親戚の持つ宮城蔵王の家をひと夏借りて仕事をしたことがある  ——  夜更かしして仕事をするときなど、夏なのに薪ストーブを焚く必要もある山の中。周りはスキー場だらけだから、冬場は、そういう趣味のある人にはいいだろうが、それ以外の人がひとりで暮らすには不向き。寂しすぎて仕事はほとんどできず、料理を作り続けて終わった夏であった。

 食材の調達は、車で30分程のところにスーパーがあった。