『静かな暗い波の上に星々は眠る』とかが、パスポート・サイズのノートに一行ずつ丁寧に記してあった | きみの靴の中の砂

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このサイトは "Creative Writing" の個人的なワークショップです。テキストは過去に遡り、随時補筆・改訂を行うため、いずれも『未定稿』です。

(S/N 20260412 / Studio31, TOKYO)

 

 

 

 

 ランボーの『もう言葉なんていらない』を大学生の頃に訳したことがあるとイチ子さんが言っていたのを思いだしたのは、昔、彼女が反故にした原稿を放り込んでいた古い旅行用トランクの整理を手伝ったときのことだ。
 
 それらしい原稿の書かれた、擦り切れた手帳が目にとまる。
 
 『夏の蒼い夕暮れに小径を行こう』とか、
 『静かな暗い波の上に星々は眠る』とかが、パスポート・サイズのノートに一行ずつ丁寧に記してあった。

 


 
 

 

【Alan Parsons Symphonic Project - Don't Answer Me】