個人経営のバーガーショップを見つけると、やたらと入りたくなる | きみの靴の中の砂

きみの靴の中の砂

このサイトは "Creative Writing" の個人的なワークショップです。テキストは過去に遡り、随時補筆・改訂を行うため、いずれも『未定稿』です。

(S/N 20250904-2 / Studio31, TOKYO)

 

 

 

 

 個人経営のバーガーショップを見つけると、やたらと入りたくなる。

 

 入店基準には一定の条件があって、飽くまでアメリカナイズされていることが大事。

 テーブルに置いてあるトマトケチャップ、マスタードは米国資本のクラフト・ハインツ社製を最上とする。

 

 アメリカ軍の基地のある街を検索すると、この手の個人経営零細バーガーショップがヒットする。中には退役米軍人経営の店があったりもする。

 

 さすがにバウンズを自店で焼くところはないと思うが、近所の有名なパン屋に頼んで作ってもらうので、チェーン店のそれとは風味からしてそもそも異なる。

 

 ハンバーグ自体のこだわりレシピが各店の勝負所。

 

 例えばアメリカでは、客は、日本のように整形されたハンバーグには興味は薄いようで、アメリカのある州、ある地域で有名な個人経営のハンバーガーショップでは、ハンバーグをバットの底に空気抜きせず平らに広げ、それをフライ返しで四角く切って焼き、丸いバウンズに挟むので、四隅が皿に落ちてパラパラになっているものを平気で出す。客の方は『ただ美味しければそれで良く』、皿にこぼれた挽肉を気にする様子はまったくない。客達は、それをフォークですくうか手で摘まむかして食べる。

 

 ところで、日本の場合、味本位のハンバーガーを食べさせてくれる個人経営の店には、基地から遠く離れている街でも時折遭遇する。ぼくは、わざわざ電車・バスを乗り継ぎ、JR中央線国分寺駅南口まで出掛けることがある。

 






【The Toys - This Night】