三十一番目の夏 | きみの靴の中の砂

きみの靴の中の砂

このサイトは "Creative Writing" の個人的なワークショップです。テキストは過去に遡り、随時補筆・改訂を行うため、いずれも『未定稿』です。

(S/N 20260330 / Studio31, TOKYO)





「セブンアップを飲み過ぎたみたい。ちっともお腹が空かないの...」  ——  イチ子さんはそうでも、ぼくが朝から飲んでいるのは海水ばかり。

 午後は日陰でハメットを読もうか、それとも、うたた寝をして過ごそうか...。
 


 

 昼過ぎ  ——  風が落ちて手に合う波が来たのか、イチ子さんは小さな影を連れて海へ向かう。






【The Hollyridge Strings - No Reply】