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Lonely Flight

ひとりで音楽を聴いたり映画を観たりするのが好きです☆彡

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“Baby Boom”(1984)

邦題は「赤ちゃんはトップレディがお好き」[みんな:03]

?なタイトルですが、とても中身のある映画でした。



舞台は1980年代のアメリカ。
女性の社会進出が進み始めてはいたものの、男性の理解は得られていなかったであろう時代。

男性は仕事と家庭の両方を持つことができるが、女性はできない
という上司の言葉に賛成し、仕事一本で生きていくつもりだったキャリア・ウーマンのJ.C(ダイアン・キートン)。

しかしある日突然彼女のいとこが交通事故で亡くなり、残された子供エリザベスの面倒を見ることになる。

始めは養子に出そうと考えていたが、いつしかその子に情が移ってしまい、自分で育てることを決心する。

しかし当然それまで通りのペースでは仕事ができなくなり、男性部下に仕事を奪われ、彼女は降格。

J.Cは頭の固いボスのもとを去り、エリザベスとふたりでもう一度人生をやり直すためニューヨークを出る。



今でこそ女性の社会進出に対する理解は高まってきていますが、この時代の女性達の苦労があってこそなんだなと実感。

それから選挙権も。

今では当たり前のように与えられる選挙権(女性参政権)、かつて女性達がそれを得るためにどんなに苦労したのか、私には想像もつきません。


女性の権利にしても社会進出にしても、日本はアメリカから大きな影響を受けていますね。



そういえば、日本のテレビ番組でもこの映画と少し似た話を聞いたことがあります。

ある女性は就職した会社で能力を発揮し、責任ある仕事を任せられていましたが、産休から戻ってみると、産休前と能力は変わっていないにも関わらず、重要な仕事は全て部下にまわされ、彼女はその助手しかやらせてもらえなかったそうです。

その女性は理解のない職場を去り、自ら起業、そして成功したそうです。



全てが悪くなっていくように見える世の中でも、良くなっている部分もあるのではないかと思いました。




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タイトルのせいかなかなか手に取ろうとは思わないであろうこの映画、観ようと思った理由は他でもなくジェームズ・スペイダーが出演しているから[みんな:04]

彼はJ.Cから仕事を奪い昇進する部下の役。

嫌な感じの役だし、出番も本当に少ない。(スペイダーの無駄使い[みんな:01]笑)


でもそれさえ気にならないくらい、内容が充実していました。



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ダイアン・キートンが安定した演技で物語をグイグイ引っ張っているし(彼女の人間味溢れる演技好きです)、エリザベス役の赤ちゃんはフルハウスのミシェル並に可愛い[みんな:02]




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ぼくの美しい人だから(原題:White Palace)/グレン・サヴァン


きれいなタイトルに惹かれ古本屋で手にとったのですが(だからちょっと汚くてすみません)…
タイトルからのイメージと違って少しびっくりしました。

簡単に言うと41歳の女性ノーラと27歳の男性マックスのラブストーリー。

サガンの「ブラームスはお好き」も似たようなテーマですごく好きな話だったのでそういう感じかなと思ったら、こちらはもっと濃厚で複雑でした。
(そういう話ほどハマってしまうんですよね[みんな:01]


現在では日本の有名人でも年上の女性と結婚する男性が多いですし、なんら珍しいことではありませんが、80年代はまだかなり偏見が残っていたのでしょうか。
(現在でも偏見を持っている人はいるかもしれませんね)

この物語ではさらに社会的地位や階級の問題も絡んでいます。



マックスはルックスも良く、生活も安定しているエリート広告マン。
2年前に妻を亡くしているがその妻も美人で、彼にとって自慢の妻だった。

一方のノーラは息子を亡くし、夫に捨てられ、White Place(比較的貧困層の多い地域によくみられるハンバーガーチェーン店だそうです)で働きながら貧しい暮らしをしている。
当然学歴もなく、美人でもない。

マックスはノーラに惹かれながらも、彼女を周囲に紹介することをためらう。

ノーラは学歴がないからといって、馬鹿なわけではない。
辛い経験をしてきたからと言って、特別強いわけではない。
マックスが自分を恥だと思っていることに気付き、そして深く傷付く。

ノーラがマックスのためを思って姿を消した後、マックスは会社を辞め今までの生活も捨て、貯金も全ておろし彼女を探しに行く。



ざっくり説明するとこんな感じです。
勿論こんな単純ではないのですが。

驚くことに、私はマックスとノーラ、どちらにも共感できました。
(当然どちらに近い経験もしたことがないのに)

逆にどちらにも共感できないという方もいると思いますが、そういう方にとってはつまらないのかもしれません。







ぼくの美しい人だから [DVD]/スーザン・サランドン,ジェームズ・スペイダー,ジェイソン・アレクサンダー

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映画はかなり簡略化されていました。

ラストが原作とは少し違います。
「ティファニーで朝食を」と似たような現象が起きています(あれ程変わってはいませんが)。
確かに映画ではこういう終わり方の方がスッキリしますね。

女性の方にだけ都合の良い話という見方をする人もいるみたいですが、原作者が男性だというのも興味深いです。


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マックス役は文句なしのイケメン俳優、ジェームズ・スペイダー。
(久しぶりに素敵な俳優さん発見!)


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見て下さい、この絵に描いたような日本人(私)好みの顔!笑


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スペイダーさん、この映画での演技の評価はあまり良くなかったそうなのですが、マックスがノーラとの関係で思い悩む場面や、終盤人が変わってしまったようになる重要な場面が映画ではカットされてしまっていたため仕方ないのでは?というスペイダーびいきの意見です[みんな:02]

スペイダーさんについては色々と言いたいことがあるのですがそれはまた後日。


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ノーラ役はノーラにしてはちょっと綺麗で華やかすぎるかもしれないスーザン・サランドン。
ノーラは原作では黒髪で褐色の肌という設定なのでイメージとは少し違うのですが、演技力を優先したためでしょうか。


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この方、「魔法にかけられて」のあの魔女役の方だそうで、個性派&演技派な女優さんですね。







この映像では分かりにくいのですが、スペイダーさん、声もかなり素敵です。

ちなみに予告編と本編ではラストが異なります。
理由はよく分かりませんが撮り直しされたみたいです。









マックスとノーラは趣味も正反対。

シェイクスピア、ドストエフスキーをはじめとする名作(私の大好きな「ジェーン・エア」、「風と共に去りぬ」、「高慢と偏見」なども)を好むマックスに対し、ノーラが読むのはマリリン・モンロー関連の本ばかり。

またマックスが好きなクラシック音楽に対してもノーラは「頭が痛くなる」と言い、代わりにオーク・リッジ・ボーイズを注文します。


上の動画はオーク・リッジ・ボーイズと、口パク少年キーナン・カーヒル君のコラボ映像[みんな:03]









映画ではカットされてしまいましたが、マックスが安アパートの部屋で一人、隣の部屋から聞こえてきた"You'll Never Walk Alone"を聞きながら感傷に浸る場面が結構好きでした。

この曲は「サウンド・オブ・ミュージック」なども手がけたリチャード・ロジャース&オスカー・ハマースタイン2世によってミュージカル“Carousel(回転木馬、1945)”のために作曲されたそうです。

エルヴィス・プレスリー、フランク・シナトラ等様々なバージョンがありますが、こちらは個人的に気に入ったノルウェーのテノール歌手、Marius Roth Christensenのバージョンです。







この曲、現在ではリヴァプールをはじめとするサッカーチームのサポーターが歌う応援歌としても使用されているそうで、また昨年の大震災の時も様々なところで流れていたみたいです。

でもここでは「みんなで力を合わせて頑張ろう」というよりは、自分で自分を励ます、「上を向いて歩こう」みたいなイメージで使われていると思います。(あちらはひとりぼっちで歩くという意味では正反対ですが。)

そんなイメージにぴったりだったのがジュディ・ガーランドのバージョン。
これは晩年に歌われたものでしょうか。
「オズの魔法使い」で“Over The Rainbow”を歌っていた時の声とは違います。
彼女も薬物に溺れ、孤独な晩年を送ったことで有名ですね。

この映像の途中に出てくる
“I can live without money
but I cannot live without love”
(お金がなくても生きられるけど、愛がなくては生きられない)
というジュディの言葉は、この時のマックスにぴったりだと思いました。



フル・モンティ [DVD]/ロバート・カーライル,トム・ウィルキンソン,マーク・アディ

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"Full Monty"(1997)

不況のさなか失業し、養育費が払えないため息子の親権も奪われそうになったバツイチの主人公が、寄せ集めの訳ありメンバーと共に男性ストリッパーになり一攫千金を狙う物語。

あらすじを見ただけで「くだらない」と思ってしまいましたが、アカデミー賞(オリジナル作曲賞)、英国アカデミー賞(最優秀作品賞他主要4部門)を受賞している作品なんです。
(この肩書きがなかったら観ようとは思わなかったかも)

イギリス映画ですがおふざけ度はアメリカ並み。

主人公をはじめ、このメンバーはとにかく発想が単純で、小中学生の男子みたいで金儲けに縁がない。そこが憎めない。

英国アカデミー賞助演男優賞を受賞したトム・ウィルキンソンは「ある晴れた日に」に出演していたそうですがどんな役だったかは全く思い出せません…(分かる方いらっしゃいましたら教えて下さい)

ハンサムでも体に自信があるわけでもないおじさんたちの雄姿には元気づけられます[みんな:01]









元気が出る動画



「日本人になりたい」
と言うこのアメリカ人の青年、夢子ならぬ夢男?
天然なのか、それともふざけているのか。
日本に幻想を抱いているみたいです[みんな:03]

日本人は皆小さくて細いけど、毎日寿司を食べているので力持ちで、いつも刀を持ち歩いていて、頭がいい。そしてハンバーガーが何かを知らない…。
この人日本に来たら日本がかなりアメリカナイズされていることに愕然としてしまうんだろうな…。

でも私はこの動画を見て何となく元気が出ました[みんな:02]