ブランドで身を固めているのが、ステータスだと思っている人がいます。
その人の趣味だからいいんだけど、ブランドに興味のない私にとっては、凄いともなんとも思わない。
ああ、お金があるんだな。
あるいは、この人、無理してるんだな。
お金を持っているか無理をしているか、長年のホステス家業でだいたい見抜けます。
持っているブランドの質が違うし、お金を持っている人は、見えないところにもブランドで固めています。
頭の先からつま先まで、会った時に一瞬で見て判断する習慣がついています。
そして、飾られてはいない、その人の本質を判断することもね。
人様に恥ずかしい恰好はしない、清潔感のある恰好をする。
私が心掛けているのはそれだけです。
あの人もブランドには興味がなく、私が「あれ、どこのブランドかわかる」とヴィトンのロゴを差したところ、イブ・サンローランと答えました。
まあ、サンローランという名前を知っていただけいいですが 笑
「ブランドに興味がなくてもいいから、少なくとも有名なロゴくらいは知っておいた方がいいよ」
他所で恥を掻くといけないので、そう注意はしておきました。
「ブランドを知らんくらいで、仕事に差し支えあることはないからええよ。それに、俺からブランドの話なんかせんしな」
あの人らしい答え。
私も、夜の商売をしていなかったら、ブランド名すら知らないかもしれません。
ブランドもそうだけど、時計や車種など、多くの勉強をしました。
でないと、お客様との円滑なコミュニケーションが取れませんから。
野球やサッカーは、お客様の話を聴いているだけで、あまり知らない振りをするのが定石でしたので、野球は好きだから知っていますが、サッカーには興味がないのでとんと知りません。
キャバ譲やホステスは、野球とサッカーと政治と宗教の話を自分から持ち出すのはご法度です。
で、お客様からそういう話を持ち出されても、聞き役に徹する。
キャバクラ時代に、阪神ファンのキャストと、巨人ファンのお客様が揉めたという話も聞いたことがあります 笑
よい明日を❤