出ました! イヴ&ロークの最新刊、57巻「死者のカーテンコール」。


小説で57巻って凄いね。

 

中編を何作か収録した番外編が4冊出版されているので、併せて61冊。

 

ほんと、凄いね。

 

これより多く出ているのは、「宇宙英雄ローダンシリーズ」と「グインサーガシリーズ」くらいしか、私は知りません。

 

宇宙英雄ローダンは別格で、現在700巻を越えているんじゃないかな。

 

全巻持っている人って、どれくらいいるんだろう?

 

どちらも、私は読んだことはありません。

 

それはさておき、私がこの小説を目にしたのは、なにかいい本ないかなと探していた古本屋さん。

 

1~3巻まであって、タイトルが目に付きました。

 

1巻:この悪夢が消えるまで

2巻:雨のなかの待ち人

3巻:不死の花の香り

 

特に、1巻のタイトルに惹かれて、とりあえず3三冊共買いました。

 

いや~ 嵌った。

 

その時には20巻近く出ていたのですが、古本屋を探し回って、見つからない本はネットで、全巻揃えました。

 

私が、夜の世界に入る前です。

 

それから新刊が待ち遠しくてたまりません。

 

1年に3~4冊かな、新刊が出るのは。

 

ただ、最近は翻訳が追い付いてきて、今は1年に2冊くらいです。

 

アメリカで出版されているのと3冊くらいの差に迫っているみたいですから。

 

原作は「in death」シリーズと言われるくらい、タイトルのほとんどに「death」が使われているのですが、邦題はまったく違う。

 

よく、タイトルを付けたものです。

 

私が本を選ぶのは、贔屓の作家さんの小説家、そうでなければタイトルで選びます。

 

巷には小説が溢れていますので、ひとつひとつ手に取ってあらすじを見るのはなかなか難しい。

 

並べてある本の背表紙のタイトルで惹かれたものを手に取ります。

 

北方謙三さんも、古本屋で「挑戦:冬の狼」というタイトルに惹かれて、それから嵌ってしまいました。

 

買ってから、挑戦シリーズ5部作の2作目ということがわかり、それを読む前に1作目を探しました。

 

因みに、5部作のタイトルは下記の通りです。

 

1:挑戦:危険な夏

2:挑戦:冬の狼

3;挑戦:風の聖衣

4:挑戦:風群の荒野

5:挑戦:いつか 友よ

 

たぶん、どれを見ても買ったんじゃないかな。

 

ハードボイルド系が好きなので、それを匂わすようなタイトルに惹かれます。

 

私にとっては、タイトルはとても大事です。

 

で、タイトルに惹かれて買った本で、ほとんど外れはありません。

 

今日から、しばらく楽しめます。

 

 

よい明日を

 

 

【付録】

これまでのイヴ&ロークシリーズの全タイトルを列記しますので、興味のある方は目を通してくださいね。

 

第1巻 この悪夢が消えるまで

第2巻 雨の中の待ち人

第3巻 不死の花の香り

第4巻 死にゆく者の微笑

第5巻 魔女が目覚める夕べ

第6巻 復讐は聖母の前で

第7巻 招かれざるサンタクロース

第8巻 白衣の神のつぶやき

第9巻 カサンドラの挑戦

第10巻 ラストシーンは殺意とともに

第11巻 ユダの銀貨が輝く夜

第12巻 春は裏切りの季節

第13巻 薔薇の花びらの上で

第14巻 イヴに捧げた殺人

第15巻 汚れなき守護者の夏

第16巻 弔いのポートレート

第17巻 切り裂きジャックからの手紙

第18巻 あの頃を思い出して

第19巻 報いのときは、はかなく

第20巻 赤いリボンの殺意

第21巻 幼子(おさなご)は悲しみの波間に

第22巻 この邪悪な街にも夜明けが

第23巻 過去からの来訪者

番外編 ニューヨーク十二番地の呪い

第24巻 母になる冬の死

第25巻 学びの園に葬られ

第26巻 殺しはオペラを聞きながら  

第27巻 見知らぬ乗客のように

第28巻 死者のための聖杯

第29巻 冷ややかな血脈

第30巻 残酷なめぐりあい

第31巻 もっとも危険なファンタジー

第32巻 夜の狩人の絆

第33巻 裏切り者の街角

第34巻 悪夢の街ダラスへ

番外編 ダーク・プリンスの永遠

第35巻 偽りの顔たち

第36巻 呪われた使徒のレシピ

第37巻 穢れた方程式

第38巻 パーティは復讐とともに

第39巻 堕天使たちの聖域

第40巻 冷笑は祝祭の影で

第41巻 孤独な崇拝者

第42巻 紅血の逃避行

第43巻 歪んだ絆の刻印

第44巻 狩人の羅針盤

第45巻 凍てつく夜の戯曲

第46巻 邪悪な死者の誤算

第47巻 死を招く盗作

第48巻 戯れし絆のゲーム

第49巻 差し伸べた手の先に

第50巻 レディ・ジャスティスの裁き

第51巻 死を運ぶ黄金の卵

第52巻 闇より来る使者

番外編 死者と交わした盟約

番外編 忌まわしき魔女の微笑

第53巻 偽りの信奉者

第54巻 名もなき花の挽歌

第55巻 幼き者の殺人

第56巻 232番目の少女

第57巻 死者のカーテンコール

 

ほんと、よく考えますね。

 

この中で、私が好きなタイトルは、「この悪夢が消えるまで」、「この邪悪な街にも夜明けが」、「名もなき花の挽歌」です。

 

内容は、どれを読んでも面白いです。

 

事件としては1話完結ですが、主人公のイヴの成長物語でもあり、生い立ちから人と交わるのが苦手なイヴが、知らないうちに友達が増えてゆき、戸惑いながらも変わってゆくという、全作を通じてのヒューマンドラマにもなっていますので、最初から通して読むのがお勧めです。