昨日の続きになります。
以前、勝ち組・負け組という言葉が流行りました。
外注や下請けのような会社にしか入れない者は負け組。
大手企業に就職した者は勝ち組。
だから、負け組は文句を言うな。
昔、大手企業に勤めているお客様で、そんなことを仰っている人がいました。
しかし、外注や下請けがいないと、大手企業だけではなにも出来ないのです。
ご本人は、「仕事を回してやってるんだから感謝しろ」なんてことを仰っていましたが、それぞれ役割分担。
汗と油にまみれてものを作っておられる方がいてこそ、日本経済は成り合っているのです。
どれだけ受注を取ってきても、生産する者がいなければ供給はできません。
昨今の物流問題もそうですが、大手の運送会社2社に是正勧告がなされましたね。
これも、下請け苛め。
自分で作れないから、自分で運べないから、下請けや外注を使っているんでしょ。
と、私は思うのですが。
この負の構造がなくならない限り、日本経済の復活は難しいのではないでしょうか。
今後も、いろいろな問題が起きるのではないかと、私は思います。
政府の施策も、表面をなぞるだけで根本的な解決には繋がらないかもしれません。
人に優しく。
この気持ちが一番大切なのではないでしょうか。
ま、みんな生きていくのに必死なので、そんな綺麗ごとを言ってられないかもしれませんが、それでもその気持ちがあれば少しはよくなるんじゃないかな。
ちょっと、私らしからぬお話でしたね。
よい明日を❤