先日、あの人が62歳の誕生日を迎えました。

 

「人生が、ますます面白くなってきた」

 

そう言ってました。

 

所属しているビジネス交流会で大役を任されたそう。

 

それで、結構時間を割かれているみたい。

 

「一人でお仕事していて、よく受けたね」

 

そう私が言うと、笑顔で手を振り、こう答えました。

 

「これまで幾つか不満があったけど、言える立場やなかったからな。それが、自分の思うように持っていける立場になるのに、受けへん手はないやろ」

 

確かに、その通り。

 

大半の人は不平や不満は口にしても、いざ大役を任されようとすると尻込みします。

 

ひとつには、自信がない。そして、もうひとつは責任を取りたくない。

 

そうです、責任を取りたくない人に限って、不平や不満を口にする。

 

あの人のように、文句を一切口にしないでいる人は、そういった役が回ってきたとき、断ることはしません。

 

自分のやりたいように出来る。

 

裏返せば、責任はすべて自分が負うということです。

 

とはいえ、メンバーの個性や思いを考慮に入れて事前にいろいろ考え、必要な人にはコンタクトを取って根回しをしています。

 

話を聞いていて、それはよくわかります。

 

好き勝手なことをやって責任を取るのではなく、あくまで組織のことを考え、やれるだけのことをやって、それでも駄目なら責任を取る。

 

だから、私はあの人に惹かれる。

 

「ま、やるだけのことはやったんで、後は実行あるのみや。あかんかったら、途中で軌道修正したらええ」

 

昨日書いた、トライ・アンド・エラー。

 

しかし、守りに入ってもいい年齢なのに、ほんとアグレッシブな人です。

 

またまた刺激をもらいました。

 

 

よい明日を