金沢はホテルが足りないって
問
先生、金沢は外国人も増えてきましたが、駅から武蔵、香林坊、片町までを
再開発地域にすると言っていますが、あちらもこちらもホテルばかり、他にアイ
デアはないものでしょうか。
(学識輸入者)
答
観光の原資も作らずにホテルがいるというのがわからない。人を住めなくして
町興しというのもわからない。
第一イベントの意味を良く深堀していない。わからずにやっているからおかし
い。
第一点
先ずはイベントの意味ぐらいは知っておこう。それもわからずに集まっている
からややこしい。
イベント event とは ラテン語の ex つまり out 「 外」 であり 「外部」
のことをいい、 vent は venire 「来る」、からなった言葉である。
つまり、「他の地から人を呼ぶ」 ということなんです。
それをなんだい、 「外」 で当たっている催しを呼び、「来る」 のは地元の人
ばかり。お金を使うのは地元の人で儲かるのは、イベンターという仕掛け人。
違うでしょ。地元の催しで 他県、海外から人を呼ぶ
でなきゃ、潤うわけがないじゃない。
第二点
インバウンドの意味ぐらいは知っておこう。外から中に入って来る
inbound inは中に bound は ラテン語の bonda 範囲、環境、領域
英語では bound は跳ねる、行く という意味。
現在使われているインバウンドという言葉は経済用語で 外国人がやって来
る。外から中にやって来る。他国から観光客としてやって来る といった意味
合いでとらえられているが
ラテン語と英語の意味を合わせもつ
「文化、宗教、環境、生活領域、経済範疇の違う人が我が国にやって来る」
という原理原則を押さえておかなくては、相手方の文化、環境、生活領域を親
切にも作ってしまうという愚かなことをやってしまって、すべてがアメリカになっ
てしまう。
ローマでもイギリスでもスパインでもパリでも、アメリカは見かけない。
イタリアはイタリアだし、イギリスはイギリスである。スペインはスペインで、フラ
ンスはフランスである。
ところが日本の観光地は違う。日本なんだけれどもどこかが経済主義のアメ
リカなんだなあ
イベントにしても、インバウンドにしても…
ちょうど時間となりました。それではこの続きは後日この画面で
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