倫敦屋酒場開業55周年記念感謝セール開催 | バーテンダーは心の名医

倫敦屋酒場開業55周年記念感謝セール開催

       6月23日(日曜日) ~ 6月27日 の5日間 

     倫敦屋酒場開業55周年記念感謝セールを開催します

 

 オールドパーがある ジョニー黒がある ホワイトホースがある

 VAT69もある ブラック&ホワイトもある キングジョージⅣもある

 初任給が1万8600円から2万4000円だった頃 仕入れ値がパーは

 1万3000円、ジョニ黒1万2000円 ホワイトホース、ジョニー赤の仕入れ値

 は5500円、飲む人は限られた特別の人たちだった。

  日本はまだ、輸入品には制限が掛けられていて洋酒は解禁前の倫敦屋酒

 場のオープンだった。

  空爆に遇わなかった金沢は戦後復興の担って特需景気で沸いていた。

 洋酒、輸入解禁前に何故洋酒が揃っていたかですが

 タネをあかせば、米軍キャンプのアメリカ建国記念日、キャンプオープン

 記念日に行われた フレンドシップ・ディ に フリータックスの洋酒、バーボ

 ン、缶詰、レモン等をリュックや手提げ袋に下げて買い出しに行っていたから

 である。厚木、相模原、横須賀、立川等々の米軍キャンプは銀座修業時代に

 師匠のお供で買い付けに行って知っていた。

  レモンは東京オリンピックの年1964年に解禁され、洋酒は1971年になってや

 っと解禁されたが、為替レートはまだ自由化前で、1円対360ドル1円対1007

 ポンドで、お歳暮、お中元に頂いた大社長さんも、たくさんあるから買ってくれ

 と持ってきていただいた。然し大概、家の応接間にドンと飾られているだけだ

 った。

  その頃洋酒バーと呼べる店は、洋酒が何本かあって、女給さんの接待のな

 いバーのことを言った。しかし、まだまだそんな店は全国でもまれで本物のレ

 モンを使ったジンフイズ出す人をバーテンダーと呼び、ポッカレモンを使ってジ

 ンフイズを提供する人をバーテンダーと呼ばずバーテンと卑下して呼んでい

 た。

  1964年壽屋がサントリーに社名を変更、1966年10月にサントリー金沢営業

 所が開設される。

  1969年6月15日 倫敦屋酒場開業 今年55周年を迎えさせて頂きました。

  1963年7月30日 バーテンダーになろうと一大決心修業開始以来約62年

 

 倫敦屋酒場55周年 偏に皆様方の並々ならぬ御贔屓の賜物と

  倫敦屋酒場一族郎党有難泪に暮れております。感謝期間を設けましたどう

 ぞご来店くださいませ。そして、御贔屓下さりました先代、先々代、お爺様、お 

 婆様、お父様。お母様のお名前をおっしゃってください。

  私ども倫敦屋酒場一同は決してご恩は忘れることはありません。

  どうぞ、皆様あっての倫敦屋で御座います。是非ご来店くださいませ。