先日、ロンドンのリッチモンド・ファーマコロジーという治験施設に参加しました
かなり理不尽な待遇を受けたのでその備忘録兼、参加を考えている人に対する注意喚起の記事です
リッチモンド・ファーマコロジーとは
ヨーロッパを旅行したり滞在している人には知っている人が多いかもしれません、リッチモンド・ファーマコロジーはヨーロッパに滞在している日本人を対象に新薬の調査のボランティアを募集している団体です
平たく言うと治験施設です
本部はイギリスのロンドンにあります
公式HPはこちらです
航空券と滞在費と謝礼を支払う代わりに新薬を調査するために投与させてくれる日本人ボランティアを募集しています
ヨーロッパ在住者や旅行者で参加をする人はたまに見かけます
紹介システムを取っているのでネットでの評判は当てにならない
こちらの施設、ネットで調査をするといろいろと口コミなどがあります
肯定的なものや、おすすめするといったものもあります
基本、そういった記事は信用しないほうが良いです。
リッチモンド・ファーマコロジーは紹介制度をとっており、そういったネットの記事でも誰かが参加をしたらその紹介者に謝礼が支払われる仕組みになっています
そのため、その紹介料をもらうために無責任にリッチモンド・ファーマコロジーを勧める人は多くいます
ちなみに、こちらのブログは誰からも紹介や謝礼、支持など受けておらず、私の実際の体験談として書いていることはここに明言しておきます
薬が強い
リッチモンド・ファーマコロジーはイギリスの製薬会社の薬を試しており、ときに特殊なものも使っています
一度白人に投与したから安心、というような文言をよく見かけますが、薬自体の投薬量が多く、体への負担が強いことは十分考えられるでしょう
私の場合、強い頭痛と倦怠感がなかなかとれませんでした
血液データ上は問題ないと出ても、体への負担、脳へのダメージは簡単にはわかりません
リスクが非常に強いものであることは知っておいたほうが良いです
そもそも治験目的の渡航は違法
リッチモンド・ファーマコロジーのあるイギリスは、治験を目的にした渡航は禁止されています
治験目的でロンドンに行くことは違法行為です
しかし、リッチモンド・ファーマコロジーは入国審査では治験に参加すると言わないでくれといって参加を要請してきます
違法行為を勧めており、もし万一、そういった内容で罰則を受けても責任を取る機はありません
実際、私が参加した際に、入国審査で治験に参加することがわかって矯正帰国させられた人もいました
リッチモンド・ファーマコロジーはそれに責任は取りません
日程、補助などで嘘が多い
こういった施設にわざわざ出向き、試験を受けるということで、試験を受けたいという人は、試験を途中で受ける人は落ちてしまう可能性がないのかが非常に重要な要因です
もし落ちてしまったら、ロンドンの施設までの完全な無駄足になってしまいます
〇〇さん(私の名前)は優先的に試験に入れることにしていますので落ちたりすることは考えにくいですよ、と言われたので、落ちることはないと思いロンドンの施設に行きました
後で知ったのですが、私以外の参加者のほぼ全員にそのように、優先的に試験に参加できると言っていたそうです
全員が優先であれば、優先も何もないでしょう
また、試験の合格率は8割ほどだとも言っていました
しかし、そのときに募集をしてロンドンに呼び出した人の人数は実際に参加できる人数の約二倍でした
半分の人しか参加ができない試験を合格率8割というのは嘘といっていいでしょう
試験に応募をしたときも、応募者多数ですぐに締め切ると言っていましたが、結局なかなか締切はされませんでした。
応募者多数というのは嘘だったのでしょう
また、はじめは空いている日はロンドンに宿泊施設を用意するのでそちらに無料で泊まれるとも言われましたが、実際にロンドンに行くと、やはり満室で泊まれないと言われました
こういった小さな嘘がいくつもあり、不信感はとても強いです
ちょっとでも不備があるとお金は支払われない
リッチモンド・ファーマコロジーでは試験に参加をすると細かいルールがいくつもあり、ちょっとでもそちらから外れるとお金は一切支払われません
わざわざロンドンに行って、交通費など結局全て自腹になってしまいます
お金を払い惜しみするこちらの施設に自腹を切って行くのはとてもリスクがあります
人を使い捨てるような組織とはかかわらないほうがよい
以上、リッチモンド・ファーマコロジーに参加をして不快なこと、不審に思うことが多くあったのでまとめました
細かい事情は置いておいても、根本的に、募集した参加者にたいして誠意を見せようとか、相手の立場を考えて対応しようとか言う姿勢はまったくなく、ただ次から次に応募してくる参加者を使い捨てていけばいいという立場でビジネスをしている組織の印象です
参加を検討している人は、一切かかわらないことをおすすめします