【移住生活178】マレーシア移住は、日本人にとって万人受けするものではない気がしてます。 | 家族でマレーシア移住中ブログ✈

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娘には世界を舞台に強く幸せに生きてほしい。
そして私も自分の人生を楽しみたい!
行きついたのが海外移住、しかもマレーシアへという結論。
2023年夏に、家族でクアラルンプールに来ました。

思うところあって、娘は日本でもインターナショナルスクール育ちです。

こんにちは。


今日も暑い、クアラルンプールの月曜日です。


さて。

私たち家族は、昨年夏、マレーシアの首都クアラルンプールに移住してきました。


移住してきてから、今に至るまでの約10か月。


私がずっと思ってきたこと。


それは、


『マレーシア移住って、日本の人にとって、別に万人受けするものではないんじゃないか?』

ってこと。


マレーシア移住、別にそんなに楽じゃないし、合う合わないもけっこうあるんじゃないか?ってことです。


賛否両論あるとは思いますが、私の思ったことを書いてみます。


我が家がこちらに来たのは、昨年。

コロナが明けて、普通の人がやっとまた普通に国を越えられるようになり。

移住者は、我々を含めてかなり増えているようです。


そして、今年は昨年より、さらに増えている模様。


日本の様々なメディアで、マレーシアへの教育移住も、とりあげられている印象です。


移住者が増えること自体は、別にそれでいいと思うんです。


各人が考えて、自分たちにとって最適な住処を、最適な教育を受ける場所を、国を超えて探すこと自体は、いいことだと思う。

私もその1人です。


でもマレーシア(教育)移住、けっこう安易にマスメディアやらSNSで取り上げられている感覚があって。


正直、私自身も、日本で得てきた情報で作り上げていたマレーシア移住のイメージと、実際に住み始めてから持つマレーシア移住のイメージは、全然違います。

思っていたより大変だな、っていうのが素直な感想です。


衛生概念がかなり違うし。

イスラム教という、我々にとって未知の宗教がベースになっている国だし。

いろいろ全て、常識が、日本と全然違う。


これをもってして、どこまで住みやすいというかってことです。


日本人にとって、海外移住先人気No.1のマレーシア、っていうけれど、

これって、海外の中で他の国に比べたら、マレーシアが1番日本人にとって住みやすい、という意味なんだろうと思います。


でも、例えば「VISAが取りやすい」なんてことも、このNo.1 の要素の一つだとしたら、VISAを取ってしまったら、そこから先に待っているのは日々の実際の生活。


日本人にとって、本当にマレーシアでの日常生活は住みやすいのか?


たしかに日本より常に温暖な気候だし(裏を返せば、四季を感じることはできない)。

物価は、多少安い。

でも、日常生活って、気候と物価だけでは済みません。


そもそも国はどこであれ、海外移住、ってだけで、日本に住むのとは全然違うから。

これ、当たり前のことなんだけれど、実際に移住してきて、日々の生活を地味に営む中で、すごく実感してます。


いかに自分に、日本の常識、日本人的感覚が染み付いているかを、日々感じます。

別にマイナスの意味とは限らず、良くも悪くも、という意味で。

遺伝子レベルで日本人なんだから、仕方ないこと、自然なことだと思います。


ちなみに、住みやすさは、住むエリアにも寄るのかもしれない、と多少思うものの。


でも、今の家に住み始めてからも、いろんなエリアに遊びに行ったり、買い物に行ったりしてますが、基本マレーシアはマレーシア。

多少の差はあれど、そんなに大きくは違わない気がします。


いろいろ日本とは違うマレーシアだけど。


でも、私は、この国の国民性が好きで。

人々の、のんびりしているけれど、意外と実はけっこう合理的なところ。

そして、基本皆さん優しいところ。

国教であるイスラム教が、マレーシア国民を優しくさせているんじゃないか、と思い(この世で徳を積むと天国に行ける、みたいな。)、だとすると、宗教って案外悪くないんじゃないか、と最近思ったり。


そういうマレーシア人と日々関わり、安定した幸せを感じながら、暮らさせてもらってます。

この環境で、娘を育てられるのはありがたい。

日本に住んでいた時に感じていたストレスが、今はありません。


『日本にいた時のストレスを感じない。』

これが、マレーシア移住を頑張ってやっていてよかった、と思えるところです。


マレーシアは、

物価が安い。

インターナショナルスクールも日本より安い。

子どもが英語が話せるようになる、なんなら中国語も話せるようになる。


みたいなことを求めて、こちらにきた人がいたら、

実際に生活をしてみると、

いやいや、そういう簡単な問題じゃない、って思うと思う。

聞いていたのとちょっと違うぞ、って。


でも、そんな中でも、自分たちなりにマレーシアでの生活の良さを見つけていって。

マレーシアが好きになった人は長く住めばよく。

無理な人は、さっさと撤退して日本に戻ればいい。


そう思います。

みんながみんな、このマレーシアでの生活を、日本より良い、と思って受け入れられるものではない、と思うのです。


でも、それでいいんだと思います。


何にせよ、移住のハードルが低そうだ、と思って、たくさんの日本人がマレーシア移住にトライして、日本以外の世界を知ることは、長い目で見て、日本にとってもいいことだと思います。

↑えらそうにすみません。


私自身は、夫も含め、マレーシアに来てよかった。

住める限り、こちらに住まわせてもらいたいと思っています。


そんなことを思う、今日この頃です。