こんにちは。
月曜日。
今日は暑さがちょっとやわらいでいるような気がする、クアラルンプールです。
先週の金曜日。
娘が通うインターナショナルスクールで、ハリラヤ(ラマダン明けのお祝い)のイベントがあったので、私も行ってきました。
スクールのホールに全校生徒と来たい親が集まり、子ども達の発表を観る形式です。
全員集まり、オンタイムの12時にスタート。
なんとまず、全員起立して、マレーシアの国歌を歌いました。
前回のチャイニーズニューイヤーのイベントの際も、その前のなにかの時も、国歌斉唱はなかった気がします。
国歌斉唱といわれると、反射的に複雑な気持ちになる私。
なぜ今回だけ?
ハリラヤは、よりマレーシアの「国」的な行事なのかな?
私、初めてマレーシアの国歌を聞きましたが、メロディ的には欧米の国歌に近い感じで。
覚えやすそうで、親しみやすい、元気が出そうな歌です。
調べたら、作曲はフランス人とのこと。
英題「My country 」。
邦題「我が祖国」。
1957年にイギリスから独立した際に、国歌として定められた、らしい。
おお我が祖国よ
汝より命は生まれ出でる
協調と繁栄の中
神に祝福されし幸福の地
王は平和の中君臨する
全てマレー語でこの歌詞の国歌を、子どもたちが元気よく歌う姿を目の当たりにしました。
で、
国歌を歌う、って別に全然悪いことじゃないよな、と見ていて感じました。
独立を勝ち取ったマレーシアの歴史を、みんなで今一度確認しあい、今の平和を純粋に喜ぶ感じ。
子どもたちは、深いことは何も考えず歌ってる雰囲気ではありましたが。
でも、それでいいんじゃない?
ごく健全な姿に見えました。
私自身、日本の公立で小学校まで育ちましたが、「君が代」をちゃんと習った記憶がありません。
たしかに、音楽の教科書の最終ページには必ず載っていました。
でも、みんなで歌ったのは、おそらく卒業式だけでは。
日の丸にしても君が代にしても、常に、微妙な存在。
なんでそういう扱いなのか。
戦争で負けたせい?
日の丸君が代は戦争の象徴だから?
そこらへんの説明をきちんと受けてきていないので、ざっくりしかわからない。
そのまま40才を超えました。
最近は、サッカーのワールドカップなんかで、若い人達が堂々と君が代を歌う姿を見て、時代は変わりつつあるのは、感じますが。
娘が、マレーシアの国歌を特に疑問もなく、みんなと一緒に歌っていて。
そういえば彼女、日本の国歌を知らないんだ、と気づきました。。
家で教えないと、日本の国歌を知る機会がないのはよくないよな…
オリンピックかサッカーの国際試合で知るかもですが。
君が代は 千代に八千代に
さざれ石のいわおとなりて
こけの蒸すまで
君の代。
君=天皇、で。
天皇の世が永遠に続いてほしい。
国民の世、ではなく?
娘にそのあたり、聞かれそう。
てか、私もちょっと疑問。
人に教える前に、まず私が勉強しないとです。
こんな機会でもないと、国歌を振り返ることなんてないので、いい機会かもしれません。