【移住生活75】「水色と白の服は着たくない」と言う娘。例の戦争の問題… | 家族でマレーシア移住中ブログ✈

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娘には世界を舞台に強く幸せに生きてほしい。
そして私も自分の人生を楽しみたい!
行きついたのが海外移住、しかもマレーシアへという結論。
2023年夏に、家族でクアラルンプールに来ました。

思うところあって、娘は日本でもインターナショナルスクール育ちです。

おはようございます。


先日、娘(8歳)が突然、

「BlueとWhiteの服はもう着たくないんだ。」

と言い出しました。


何を急に?と思いましたが、すぐぴんときました。


🇵🇸と🇮🇱の話。


先日、娘は彼女のベストフレンドのお宅でスリープオーバーをさせてもらったのですが、そこで初めて今🇵🇸🇮🇱で起きていることを知った娘。


お泊まりさせてもらった家は、ママがマレー系マレーシア人、パパがイギリス人のお家。

パパは長期出張中だけど、イギリス人グランマが現在滞在中。


お隣には、ママがマレー系マレーシア人でパパがシリア人の家族がいて。

通り挟んで斜め前には、パパもママもお子さんもみんなアメリカ人のお宅があって。

子ども達は垣根なく、行き来する仲。


そんな、結構インターナショナルなエリアなんです。


なので、娘が、ベストフレンドのお家で🇵🇸と🇮🇱の話を聞いてきたと知っても、あまり気に留めていませんでした。

どんな内容を聞いてきたか、と根掘り葉掘り聞くこともしませんでした。


で、娘の「BlueとWhiteの服はもう着たくない」発言。

「ベストフレンドの⚪︎⚪︎は、水色のヘアピン、外してたよ」と。


えー…。

何が起きているの、子ども達の中で。


よくよく聞いてみると、娘は、🇮🇱が一方的に🇵🇸を攻撃していて、🇵🇸の人だけが亡くなっている、と思っていることがわかりました。


おいおい、ちょっと待って。

それはちょっと違うだろう。

そんなふうにスリープオーバーで聞いてきたの?


両国ともに、罪のない子供や女性がたくさん亡くなっているんだよ。

亡くなっている人数は🇵🇸の方が多いみたいだから、それは悲しいことだし、おかしいと思う。

でも、戦争はどちらかだけが、全部悪いということはないよ。

こんなに平和で、日々何事もなく過ごしている私たちが、状況もあまり知らない中で、遠くから、🇮🇱が嫌だから水色と白は着ない!とか言うのはちょっと違うし、あまりに安易だとおかあさんは思う。


子どもに、今世界で起きていることを説明するのは難しいです…。


「殺す」とか「死ぬ」とか負のワードを連発するのも正直気が引けました。


私の、世界情勢への理解にも自信がない。


でも、娘に偏った考えは持ってほしくなくて、必死で私の考えを説明したのでした。



いやー…

びっくりしました。


日本にずっと住んでいたら、娘はこの問題をどう捉えていたのだろうか。

この問題に触れる機会も特になくて、興味も持たなかったかな。


これからどんどん外の世界の知識を吸収していく娘。

どんな思想を持つのも彼女の自由。


そして、私たちが今住んでいるのは、イスラム教徒7割の国であり。

一方の私は、40年以上日本に住んで、持っているのは日本人としての感覚、日本の価値観、常識。


色々な要素が混在中です…


どうあるべき、とかそういうことではなくて。


ただただ。

海外に住むっていろんなことがあるな。

想定できないようなことが起こる。


刺激的というべきか、なんというべきか。


複雑な気持ちになった一件でした。