おはようございます。
先日、娘(8歳)が突然、
「BlueとWhiteの服はもう着たくないんだ。」
と言い出しました。
何を急に?と思いましたが、すぐぴんときました。
🇵🇸と🇮🇱の話。
先日、娘は彼女のベストフレンドのお宅でスリープオーバーをさせてもらったのですが、そこで初めて今🇵🇸🇮🇱で起きていることを知った娘。
お泊まりさせてもらった家は、ママがマレー系マレーシア人、パパがイギリス人のお家。
パパは長期出張中だけど、イギリス人グランマが現在滞在中。
お隣には、ママがマレー系マレーシア人でパパがシリア人の家族がいて。
通り挟んで斜め前には、パパもママもお子さんもみんなアメリカ人のお宅があって。
子ども達は垣根なく、行き来する仲。
そんな、結構インターナショナルなエリアなんです。
なので、娘が、ベストフレンドのお家で🇵🇸と🇮🇱の話を聞いてきたと知っても、あまり気に留めていませんでした。
どんな内容を聞いてきたか、と根掘り葉掘り聞くこともしませんでした。
で、娘の「BlueとWhiteの服はもう着たくない」発言。
「ベストフレンドの⚪︎⚪︎は、水色のヘアピン、外してたよ」と。
えー…。
何が起きているの、子ども達の中で。
よくよく聞いてみると、娘は、🇮🇱が一方的に🇵🇸を攻撃していて、🇵🇸の人だけが亡くなっている、と思っていることがわかりました。
おいおい、ちょっと待って。
それはちょっと違うだろう。
そんなふうにスリープオーバーで聞いてきたの?
両国ともに、罪のない子供や女性がたくさん亡くなっているんだよ。
亡くなっている人数は🇵🇸の方が多いみたいだから、それは悲しいことだし、おかしいと思う。
でも、戦争はどちらかだけが、全部悪いということはないよ。
こんなに平和で、日々何事もなく過ごしている私たちが、状況もあまり知らない中で、遠くから、🇮🇱が嫌だから水色と白は着ない!とか言うのはちょっと違うし、あまりに安易だとおかあさんは思う。
子どもに、今世界で起きていることを説明するのは難しいです…。
「殺す」とか「死ぬ」とか負のワードを連発するのも正直気が引けました。
私の、世界情勢への理解にも自信がない。
でも、娘に偏った考えは持ってほしくなくて、必死で私の考えを説明したのでした。
いやー…
びっくりしました。
日本にずっと住んでいたら、娘はこの問題をどう捉えていたのだろうか。
この問題に触れる機会も特になくて、興味も持たなかったかな。
これからどんどん外の世界の知識を吸収していく娘。
どんな思想を持つのも彼女の自由。
そして、私たちが今住んでいるのは、イスラム教徒7割の国であり。
一方の私は、40年以上日本に住んで、持っているのは日本人としての感覚、日本の価値観、常識。
色々な要素が混在中です…
どうあるべき、とかそういうことではなくて。
ただただ。
海外に住むっていろんなことがあるな。
想定できないようなことが起こる。
刺激的というべきか、なんというべきか。
複雑な気持ちになった一件でした。