ディズニー映画「美女と野獣」からコロナを考える。 | 家族でマレーシア移住中ブログ✈

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娘には世界を舞台に強く幸せに生きてほしい。
そして私も自分の人生を楽しみたい!
行きついたのが海外移住、しかもマレーシアへという結論。
2023年夏に、家族でクアラルンプールに来ました。

思うところあって、娘は日本でもインターナショナルスクール育ちです。

こんにちは。


ディズニー映画の「美女と野獣」が大好きな娘(5歳)。


最初はアニメ版を観ていたのですが、観飽きるほど観て、最近は実写版のバージョンを観るようになりました。


2017年に公開されたもので、主役のベルは、あのハリーポッターのハマイオニーを演じていた女の子、エマ・ワトソン。今や立派な美しい女性です。


アニメ版には描かれていないのですが、実写版を観ると、ベルのお母さんはペストで亡くなっていることがわかります。


あのカラスのようなマスクをした医者に、ベルのお父さんが、

「もうあなたもここにいない方がいい」


同じ部屋にいるだけでうつるし、お母さんはもう助かる見込みがないからあきらめろ、ということです。


ベルのお父さんは泣く泣く、当時まだ赤ちゃんだったベルを抱えて部屋を出ます。


お父さんはその後、お母さんを見捨ててしまった自責の念を抱えたままベルを1人で育てながら暮らす…


というエピソード。


このシーンに私は釘付けになりました。


ネットで調べると、ペストは14世紀のヨーロッパで猛威をふるい、ヨーロッパの当時の人口の約3分の1(2500万人)の人が亡くなったとのこと。


今。コロナ禍。

ヨーロッパの国々は、社会の動きがどれだけ止まろうともロックダウンを繰り返します。


その様子は、私から見ると、時に疑問に思うこともあり。

そんなにヒステリックに菌を排除するのではなく、菌と共存する道を探るのも一つではないか。


そんな風に思っていました。


でも、このベルのお父さんのエピソードを見てわかりました。

なんでこんなにヨーロッパの国々が菌退治に必死になるのか。


自分の祖先が大勢、菌の被害にあって命を落としている。

もしかしたら、菌を恐れる気持ちが遺伝子レベルでヨーロッパの人たちの中に刷り込まれているのかもしれません。


歴史的な背景の違いから、日本人とは(というか私とは)、大きく異なる菌への思いをヨーロッパの人たちは持ってるのかもしれない。


娘に付き合って観ていた「美女と野獣」でしたが、思わぬ学びがありました。