弟や妹が生まれると
皆の注目がいっきに下の子にいくことで
上の子は
「お母さんをとられた」
「弟・妹の方がかわいいんだ」
「嫌われたんだ」
等と、「勘違い」なのですが
とてもショックを受け傷ついてしまいます。
第一子なら誰もが体験することですが
この傷があることで
奪われたお母さんを取り戻すために
あの手この手を使うのです。
「赤ちゃんのようになればかまってくれる」
とできないふり、弱いふりをしたり
「嫌われたの?それならもっと嫌われてやる」
と、言うことを聞かなかったり
悪いことをして困らせたり
心配かけたり。
どれも「傷ついた気持ち」から生じた振舞いで
ただお母さんに自分のことも
見て欲しいだけなのです。
この「傷ついた気持ち」に寄り添うと
傷は癒されます。
でも、どのように寄り添ったらいいのか
わからない時には
上のお子さんにこそ
ベビーマッサージをしてあげることを
おすすめします。
ベビーマッサージは
愛情のこもった深いタッチなので
傷ついた気持ちに
「寄り添い」と
「あなたをずっと変わらずに愛しているよ」
ということを順番に働きかけてくれます。
ベビーマッサージは
赤ちゃんだけのものではなく
その手技は何歳になってもつかえるものです。
大きくなったお子さんへのマッサージは
「キッズマッサージ」に成長しますから。
私は上の息子が小学3年生の頃から
ベビーマッサージをしましたが
彼はマッサージをとても喜びましたし
それが行動の落ち着きにもつながり
怒ってばかりいた私自身も
自然に穏やかになっていました。
ベビー(キッズ)マッサージは
ただ触れればいい、
というものではありません。
目と目を合わせ
言葉をかけ
優しく深く触れることで成立します。
優しいマッサージに次第に
上のお子さんは心を開き
なかなか言えなかったことを
素直に話してくれるかもしれません。
マッサージをしながら
赤ちゃんよりあなたの方が
いろいろできてすごいね、かっこいいね
とほめてあげましょう。
きっと上のお子さんは
赤ちゃんに戻ろうとするのはやめて
もっとできることを増やしていく方向へと
元気に向かっていきます。
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