子供が悩んでいる姿に心が痛み、動揺した時に
「どうしたの？？？誰に何をされたの？？？」
と問い詰めたり
「そんなことで泣くんじゃない！」
などと切り捨てるような言い方をすると
子供はお母さんに怒られるかもしれない
悲しませるかもしれない
と本音をおさえてしまいます。
本音が言えない、ということは
子供が何か嫌な出来事で感じた
モヤモヤした気持ちを出せないことなので
子供の悩みは解決するどころか
マイナス方向にいってしまいます。
解決に向かうための第一段階として
「モヤモヤした気持ちを言ってもいいんだ」
「泣いても怒ってもいいんだ」
ということを子供に教えてあげることが必要です。
悩んでいる様子の子供に
「どうしたの？話せる？」と声をかけてみる。
なかなか話せない子には
「どんな気持ちを言っても否定しないよ」
と安心させてあげる。
子供が話し出したら
否定しない、アドバイスもしないで聞く。
お母さんが言いたいことは我慢。
(後で言う時間があるので)
「そんなことされて嫌だったね」
「つらいね」
「頭にくるよね」
と子供の気持ちに寄り添うのはOK。
「その時どう思ったの？」
等と質問するのもOK。
子供は、否定されない状況では
安心して心を開くので
心の奥にある気持ちが徐々に出てきます。
子供にモヤモヤしていた気持ちがなくなると
悩んでいたことがどうでもよくなったり
別の良い方法が思い浮かんだり
「自分も悪かったかもしれないな」
と自分の非を認められたり
第二段階へと進むことができます。
第二段階になったらお母さんの話す番！
聞いていた間に思っていたことを伝えます。
子供にモヤモヤした気持ちがなくなった時に
お母さんの話が子供の心に響きます。
泣いて帰ってくることがあっても大丈夫です。
感情をしっかり出させてあげれば
必ず前に進めますから。
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