ロンドン短期滞在 | 読書至上主義

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毎日1冊は本を買ってしまうワタクシの雑感です。

昨秋、1ヶ月間だけロンドンへ短期語学留学へ出掛けました。

会社を退職する前から計画してはいたのですが、脳の記憶を密度の濃い経験ですっかり上書きしたかったというのが本音です。

アメリカの大学を出ているのに、今さらこの年齢(30代半ば)で語学留学? しかもホームステイ? なんて自分で自分に文句が出ましたが、「そんなの関係ねえ~。ヨーロッパには旅行でさえ足を踏み入れたことがないんだから、死ぬ前に一度は行っておきたい」ということで勝手に楽しんできましたにひひ

そうです、敬愛するオスカー・ワイルド氏のいう「快楽主義」が最近のポリシーですからキスマーク



読書至上主義-ビッグバン&国会議事堂

ビッグバン&国会議事堂


結果として、これまでアメリカ派だった私は、断然イギリス派に。というか、ヨーロッパ派になりました。


イギリスはなんと素晴らしい国でしょう。マナーがきちんとしていて、治安もいい、伝統を重んじる。築100年以上の美しい建造物が立ち並び、何百年も続く老舗(フォートナム&メイソンやハロッズやら)に人々は誇りを持っている。また、街がコンパクトでダブルデッカーであちこちへ行けるし、どの駅に降りても全て歴史的に何かがあった場所で全く厭きない。



“When a man is tired of London, he is tired of life;

for there is in London all that life can afford.” 

                     by Samuel Johnson 


- ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。ロンドンには人生が与えうるもの全てがあるから。



イギリスの文学者サミュエル・ジョンソンの言葉で最もよく引用される言葉です。

なんと素晴らしい言葉でしょう!! 私はこの言葉に全く共感します。

サミュエル・ジョンソンは、クラブ向きの男と呼ばれたそうです。当時の文学クラブにて、週1回の夜、居酒屋(tavern)で食事の後に文学談義などを楽しんだ。機知に富んだ話の得意なジョンソンが会話の中心だったそうです。そこには、あのアダム・スミスもいたとか。ああ、なんとため息の出る場でしょう。


ロンドンでの1ヶ月の記録については、別途ブログにUPしていきたいと思います。バラ